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2020年3月31日 (火)

勝手口テラス屋根の波板張替え(3): 重ね代について

波板を複数枚使用してテラス屋根などを構成する場合、各々の波板の端部を少し重ね合わせて張っていきます。

一般的な鉄板小波(32波)では重ね代=2.5山 以上とされています。 波のピッチは32mmですので、重ね代は約80mm以上となります。

これは雨漏りを防止するために必要であり、またそのためには更に波板のどの部分(山/谷)で重ね合わせるかも大切なようです。

波板は強風による剥離がしにくいように風下から張っていきますが、波板の端部も下になる方は山部とし、上側の波板端部は谷部とします。

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重ね代が2山の場合、この条件が満たされなくなり、2枚の波板の間に侵入した雨が下に垂れやすくなります。

Namiita2

重ね代が 2.5山 と 2山 が混在するテラス屋根の例です(上側が屋根、下側は隣地との目隠し用)。 屋根の左側重なり部が2山になっています。

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2020年3月30日 (月)

外壁塗装時の足場周辺に設置するメッシュシートの役割は?

足場の周囲に張るメッシュシート(ネット)の役割は

・塗料などの飛散防止
・作業者の転落防止

などとされています。

Net0

先の塗装工事中、ネットによって日射しが遮られ、屋根上に設置している太陽光発電システムが100%稼働しない状況が発生し、ネットが不要になった部位についてこれを取り外しできなかったか業者に尋ねてみました。

業者曰く、このネットは転落防止のためのもので、飛散防止用ではない(網目になっているので飛散は防げない)ので工事完了までそのままにしておくとのこと。

しかし、この業者のHPにはこのネットについて、

「飛散防止ネットでガード」:塗料が飛んでご近所に迷惑がかけないように配慮

とだけ謳っています。転落防止用とは書かれていません。

このネットで、本当に作業者の転落を防止できるのでしょうか。 心理的な効果はあるようには思いますが・・・。

 

ー> i- 太陽光発電所: 外壁・屋根再塗装時の発電量低下

2020年3月28日 (土)

勝手口テラス屋根の波板張替え(2)

先日実施した勝手口テラスの波板張替え工事で、波板の重ね代と止め具(フック)の取付け間隔がネットで調べた一般的な値(標準値?)と異なっている件で、波板のメーカがダイプラ(下記注1)と判明。

そこで、同社の製品カタログ(HP)を見ると、今回の製品:鉄板小波/ブロンズ片面エンボス(PC-289S)の諸元は、

 ピッチ=32mm、全幅=655mm、有効幅(働き幅)=576mm(注2)

であり、働き幅は全幅からピッチの2.5倍(=80mm)を引いた575mmとほぼ同じであることから、重ね部は2.5山を想定していることがわかります。

更に、親会社であるタキロンのHP「ナミイタの取り替え方」を見てみました。

次のように記述されています。

・ナミイタの重ねの部分は 2.5山以上(働き幅 = 655 - 32x2.5 = 575mm)

・止め具は5山おき(軒先部は3~4山おき)

これらのことから行くと、我が家のテラス波板張替え工事(2山重ねの部分あり、止め具は6山おき)は「よろしくない」ということになりそうです。

なお、波板は一般に表裏(上下)がありますが、最近の同社のポリカナミイタ鉄板小波は両面耐候品で、表裏の区別なく使用できるとあります。

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ー> 勝手口テラス屋根の波板張替え(1)

ー> タキロンシーアイナミイタの取り替え方(メーカのHP)

(注1)ダイプラ(株)はタキロンの100%子会社。
   ・タキロンは2017/4にシーアイ化成と経営統合し、現在はタキロンシーアイ(株)。
(注2)カタログには「576」とあるが、これは
    655 / 32 = 20.46875 ≒ 20.5 山
    有効幅: 20.5山 - 2.5山(重ね代) = 18山 -> 32 x 18 = 576
    から来ていると思われる。
(注3)張替え前の波板に張られたシールには「タキロン」とある。

2020年3月27日 (金)

勝手口テラス屋根の波板張替え

先日、家の外壁と屋根の塗り替えを実施、これを機に勝手口テラスの波板も張り替えることにしました。

以前の強風で波板の一部が剥がれたことがあり、応急処置はしていますがフック(ポリカフック)が劣化しており、いつまた剥離するかわかりませんのでこの際、フックもステン製に変更しました。

塗装同様、ハウスメーカ系列のリフォーム会社に工事を依頼しましたが、波板の重ね代と止め具(フック)の取付け間隔がネットで調べた値(標準値?)と異なっていました。

● 重ね代

 標準は2.5山以上にするとあります。

 我が家のものもほぼ2.5山になっていますが、1箇所だけ2山となっていました。
 テラス幅方向端部での処理の関係でこうなったとの言でしたが、それでは3山にすればよかったように思いますが・・・。 

● 止め具の取付け間隔

 標準は5山毎となっています。 強風地域ではそれ以下にするとあります。

 我が家の物は(以前も)6山毎です。

● 波板を張る方向

 ネット上には「風下から張る」という記述が多く見られますが、

 今回の業者は風向きについては特に考えていないようです。

 

リフォーム会社が業者に丸投げ(?)で、細かい仕様は把握していないようです。

リフォーム会社としての標準は特にないとのこと。

6山毎にすれば、作業時間・止め具代とも削減できますが、最近の標準施工法はどうなっているのでしょうか。

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ー> 勝手口テラス屋根の波板が剥離(2)

2020年3月13日 (金)

外壁の塗り替えは3回塗りで

今年の初め頃から家の外壁と屋根の再塗装を検討してきましたが、先日(3/6)から工事が始まりました。

外壁を高圧洗浄して汚れを落とした後、下塗り、中塗り、上塗りの3回で塗装をします。

下塗りは白い塗料で、中塗り・上塗りは1Fはブラウン系、2Fはベージュ系としました。

中塗り後、乾いてから同じ塗料で上塗りです。

今日(3/13)までに中塗りがほぼ完了しました。

今回使用する塗料の写真と塗装の状態を示す写真です。

下塗り後、中塗り途中の状態も確認できました。

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2020年2月19日 (水)

マンセル色立体を描いてみました

マンセル表色系はインテリア、服飾など各方面でよく利用されています。

赤(Red)黄(Yellow)緑(Green)青(Blue)紫(Purple)の5色をベースとする色相を細分化し、これと明度・彩度の組み合わせで色々な色を表現しています。

今回、我が家の外壁再塗装の検討に際して、マンセル表色系の復習の意味も兼ねて簡単なアプリを作成しました。

以前(2/4)紹介したものに、指定色に最も近いマンセル値の検索、色立体表示など、若干の機能追加を行っています。

ここでは、色立体の例を示します。

・色相数 40

A40

A40d

A40u

・色相数 20

A20

・色相数 10、5

A10

A05

 

ー> マンセル表色系とRGB値(機能拡張版)

2020年2月17日 (月)

屋根・外壁の再塗装時期の怪 2020(打ち合わせ)

我が家は某ハウスメーカに約20年程前に建ててもらったものですが、近々塗り替えを予定しています。

屋根・外壁の耐用年数(再塗装時期)については、メーカ発行の数種の資料で値が異なっており、どれが妥当な値かわかりません(最短7年から最長22年までのバラツキあり)。

そこで、メーカとしての正式見解を求めて先日質問状を送付したところ、本日担当者が来宅され、打ち合わせしました。

どうしてこのような数々の数値が出回っているのか、メーカ担当者も困惑していましたが、我が家のタイプの外壁・屋根の塗装耐用年数は20年前後で間違いないとのこと。

但し、再塗装は新築時の仕様(UVA対応)と若干異なるので13年程度の耐用年数になるとのこと、納得しました。

それにしても、「お手入れ読本」に掲載の再塗装時期を示す図表はユーザに誤った認識をされる恐れがあります。 但し、最近はここには再塗装時期を記載せず、別資料にしているようです。

 

今回の打ち合わせで疑問点もほぼ解消され、予想通りの仕上がりを期待して作業を待つのみです。

2020年2月16日 (日)

屋根・外壁の再塗装時期の怪 2020

我が家は某ハウスメーカに約20年程前に建ててもらったものですが、最近外壁の汚れが目立ち、また鉄部にも随所に錆が発生しているので今回塗り替えをすることにしました。

建築時のカタログや「お手入れ読本(2000年版)」には、屋根・外壁とも耐用年数(再塗装時期)20年前後とあり、妥当な時期と判断しました。

しかし、ハウスメーカ(及び系列のリフォームメーカ)の色々な資料には、再塗装時期について様々に異なる数値が記載されています。

本件については、数年前にも疑問を感じ、メーカに問い合わせましたが、担当者レベルの電話での回答のみで、文書でのメーカとしての正式回答が今まで全くありません。

そこで今回、改めてメーカとしての正式見解を求め、メーカ本社あてに質問状を送付しました。

Wall2_2

Dsc_0508a

(注)屋根上には太陽光発電パネルが載っている。 

ところで、昨日ハウスメーカのWebサイトを見ていると、建物タイプと建築年毎の「お手入れ読本」が閲覧できることがわかり、早速我が家のタイプの建物について、外壁(硬質木片セメント板/アクリルシリコン系弾性塗料)・屋根(ブルック瓦)の再塗装時期を調べてみました。

そこで、またまた驚くべきことが判明しました。

2000年版、2001年版、2002年版、2003年版、2004年版、2005年版・・・で数値がバラバラです。

・2000年版: 外壁/18~22年、屋根/18~22年 (我が家はこれに該当)
・2001年版: 外壁/12~18年、屋根/12~18年
・2002年版: 外壁/15~20年、屋根/12~18年
・2003年版: 外壁/15~20年、屋根/12~18年(2002年版と同じ、2003年版なし)
・2004年版: 外壁/20年、  屋根/20年
・2005年版: 外壁/20年、  屋根/20年(2004年版と同じ、2005年版なし)
・2006年版: 外壁/20年、  屋根/20年
・2007年版: 外壁/20年、  屋根/20年
・2008年版以降(?): メンテナンスプログラムとして別資料(お手入れ読本に記載なし)

外壁や屋根の素材、塗料の仕様、塗装方法が毎年変わるのでしょうか。

もう1点、疑問点があります。

上記「お手入れ読本」には、例えば2000年版によれば18~22年毎に塗り替えればよいとありますが、今回の再塗装工事の見積書には耐用年数13年、保証は外壁:10年、屋根:5年とあります。

なぜ耐用年数18~22年とならないのでしょうか。

営業担当のお話では、車と同じで再塗装時は新車ほどは長持ちしないというようなことを言われていましたが、そうであれば「お手入れ読本」の記載は間違いなのでしょうか。

「お手入れ読本」には、様々な種類の外壁や屋根について再塗装時期が書かれていて、その期間ごとに繰返し再施工するような線表が掲載されています。

ただ、我が家のタイプのものについては横軸の年数欄が26年までしかないことから、18~22年のところに1回だけしか描かれていませんが・・・。

M12(注)表をクリックすると、全体が拡大表示される。

  

ー> 屋根・外壁の再塗装時期の怪(2014/8/3のBlog)
ー> 屋根・外壁の再塗装時期についてハウスメーカから回答(2014/8/5のBlog)

2020年2月14日 (金)

アプローチタイルに亀裂がまた発生(4)

門から玄関に続くアプローチのタイルに以前亀裂が発生し、1年半ほど前に当該部分のタイルを張替えましたが、昨年初めにまた亀裂が発生していることがわかりました。

前回改修部分(タイル張替え部分)と非改修部分(古いタイル部分)の境界線上、即ち張替え部分の外周の一部に亀裂が発生しています。

業者にも連絡し、しばらく様子を見ていましたが、保証期間が終了する前に修理してもらえないか再度相談してみる予定です。

当初のわずかな亀裂が徐々に拡大し、タイルの盛り上がりにまで発展した経緯があります(左側写真は前回改修前、盛り上がりがある)。

また、前回の改修(張替え)では、事前に打ち合わせた張替え範囲に対してずれた部位を張り替えるなど、若干の手違いもありました。

写真で、
青線: 張替え予定範囲(上下の線で挟まれた部位)
赤線: 実際の張替え範囲
緑線: 現在発生している亀裂部位

A1

A2

亀裂部は雨上がり後の乾きが遅く、すぐ確認できます。

実は上記部位以外にも2~3箇所疑わしい箇所があります。

2020年2月10日 (月)

建物外壁の塗り替えを検討(5)

リフォームメーカに、現状外壁の深彫りパターンを加味したシミュレーションをお願いしていましたが、結局できないとのこと。

メーカ持参のベタ塗りのシミュレーション結果と、予め当方で検討していた深彫りパターンを加味した簡易シミュレーション結果などをもとに、1F:ブラウン、2F:ベージュに決定しました。

1F/2Fの境界の水平モールは現状は白系ですが、メリハリのある外観とすべく、1Fと同じブラウンにすることとしました。

外壁以外の他の部位(屋根、樋、軒天など)の色も決め、近々工事をする予定です。

・メーカのシミュレーション結果(一部)

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・当方のシミュレーション結果(一部)

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今回の外壁リフォームの検討に際しては、マンセル表色系について改めて復習し、簡単なアプリの作成も試みました。

フォトアルバム 2

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