勝手口テラス屋根の波板張替え(3): 重ね代について
波板を複数枚使用してテラス屋根などを構成する場合、各々の波板の端部を少し重ね合わせて張っていきます。
一般的な鉄板小波(32波)では重ね代=2.5山 以上とされています。 波のピッチは32mmですので、重ね代は約80mm以上となります。
これは雨漏りを防止するために必要であり、またそのためには更に波板のどの部分(山/谷)で重ね合わせるかも大切なようです。
波板は強風による剥離がしにくいように風下から張っていきますが、波板の端部も下になる方は山部とし、上側の波板端部は谷部とします。
重ね代が2山の場合、この条件が満たされなくなり、2枚の波板の間に侵入した雨が下に垂れやすくなります。
重ね代が 2.5山 と 2山 が混在するテラス屋根の例です(上側が屋根、下側は隣地との目隠し用)。 屋根の左側重なり部が2山になっています。
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