勝手口テラス屋根の波板張替え(2)
先日実施した勝手口テラスの波板張替え工事で、波板の重ね代と止め具(フック)の取付け間隔がネットで調べた一般的な値(標準値?)と異なっている件で、波板のメーカがダイプラ(下記注1)と判明。
そこで、同社の製品カタログ(HP)を見ると、今回の製品:鉄板小波/ブロンズ片面エンボス(PC-289S)の諸元は、
ピッチ=32mm、全幅=655mm、有効幅(働き幅)=576mm(注2)
であり、働き幅は全幅からピッチの2.5倍(=80mm)を引いた575mmとほぼ同じであることから、重ね部は2.5山を想定していることがわかります。
更に、親会社であるタキロンのHP「ナミイタの取り替え方」を見てみました。
次のように記述されています。
・ナミイタの重ねの部分は 2.5山以上(働き幅 = 655 - 32x2.5 = 575mm)
・止め具は5山おき(軒先部は3~4山おき)
これらのことから行くと、我が家のテラス波板張替え工事(2山重ねの部分あり、止め具は6山おき)は「よろしくない」ということになりそうです。
なお、波板は一般に表裏(上下)がありますが、最近の同社のポリカナミイタ鉄板小波は両面耐候品で、表裏の区別なく使用できるとあります。
(注1)ダイプラ(株)はタキロンの100%子会社。
・タキロンは2017/4にシーアイ化成と経営統合し、現在はタキロンシーアイ(株)。
(注2)カタログには「576」とあるが、これは
655 / 32 = 20.46875 ≒ 20.5 山
有効幅: 20.5山 - 2.5山(重ね代) = 18山 -> 32 x 18 = 576
から来ていると思われる。
(注3)張替え前の波板に張られたシールには「タキロン」とある。
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