太陽光発電 Feed

2024年4月23日 (火)

エコキュート: 夜間沸き上げ時間帯の変更2(太陽光発電の活用)

エコキュートの夜間沸き上げ時間帯を、太陽光発電システムが発電する時間帯に変更することでトータルでの電気料金の軽減することに挑戦しています。

先日、従来の夜間沸き上げ時間帯  23:00 ~ 8:00 から 0:00 ~ 10:00 に変更して様子をみていましたが、実際の沸き上げが7:30頃に始まり、10時前に終了しました。

8時台、9時台にはこの時期(春~夏~秋)の晴れた日には、太陽光発電システムもかなりの発電を行い、時間帯移動による効果も得られます。

沸き上げ時間帯をどこまでずらすことができるか関係資料などを調べると、我が家のエコキュートでは、

・開始時刻に特に制限はないようです。
・全体の時間は最大10時間に制限されるようです。

従って、1:00~11:00 や 2:00~12:00 といった設定も可能のようです。

お湯を沸かすのに、夏は2~3時間、冬は4時間前後かかることを考えると、太陽光発電が十分稼働する日中の時間帯に沸き上げる設定にするのがいいように思われます。

勿論、その日の天気によっては当たり外れはありますが・・・。

 

ー> エコキュート: 夜間沸き上げ時間帯の変更(太陽光発電の活用)

2024年4月16日 (火)

エコキュート: 夜間沸き上げ時間帯の変更によるメリット

電気温水器からエコキュートに変更して約10年が経過しました。

お湯の沸き上げ時間帯は安い夜間電力を利用すべく、今まで 23:00 ~ 8:00 に設定していました。

我が家ではエコキュート導入前から太陽光発電を設置していますが、FIT制度に基づく余剰電力買取期間の終了や夜間電気料金も大幅に上昇しています。

このような状況のもと、先日エコキュートの運転時間を少し遅らせて 00:00 ~ 10:00 に変更しました。

これにより、安い太陽光発電の余剰電力を活用できます。

 

夜間沸き上げ時間帯の変更には、これ以外のメリットもあります。

通常の生活スタイルでは夕方から夜にかけて多くのお湯を使いますが、『深夜から早朝にかけてお湯を沸かす』よりも『朝から昼前にお湯を沸かす』方がタンク内のお湯の温度低下が少なく、エネルギーロスを軽減できます。

結果的に、電気使用量、電気料金が軽減できる筈です。

2024年4月12日 (金)

エコキュート: 夜間沸き上げ時間帯の変更(太陽光発電の活用)

電気温水器からエコキュートに変更して約10年が経過しました。

我が家ではエコキュート導入前から太陽光発電を設置していますが、FIT制度に基づく余剰電力買取期間は数年前に終了して売電価格は大幅に低下し、また昼間に比べて大幅に安かった夜間の電気料金も大幅に上昇しています。

このような状況のもと、エコキュートを夜間運転することは得策でないと判断し、今回お湯の沸き上げ時間帯を従来の 23:00 ~ 8:00 から 0:00 ~ 10:00 に変更して様子を見ることにしました。

沸き上げの時間は残湯量にもよりますが、設定時間帯終了時刻の2~3時間前から行われるため、太陽光による発電が始まっている7時頃から10時前の運転になると予想しています。

これにより、高くなった夜間電気料金の代わりに、安い太陽光発電の余剰電力を活用できることになります。

グラフは設定時間帯変更前(2024/4/8:赤)と変更後(2024/4/9:黄)の1時間毎の消費電力量を比較したものです。
ほぼ予想通りの結果です。

・変更前は5時台から運転しています。
・変更後は8時前頃から運転していました(エコキュートのモニタ表示より)。
  6時台、7時台はもっぱら家事での電気使用(IHコンロ他)です。

 

しばらく様子を見て、更に沸き上げ時間を遅らせた方がいいか判断しようと考えています。

どこまで遅らせることができるか、エコキュートの仕様も確認中です。

 

2024年3月22日 (金)

電気料金における再エネ賦課金が2円上がって3.49円/kWhに(2024年度)

再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)とは、電力会社がFIT制度を通して買い取った太陽光発電等の再生可能エネルギーの費用を、電気代に反映したものです。

2023年度は火力発電の燃料費高騰で、送配電会社の販売収入が大きく増えることが予想されたため、賦課金を前年度(2022年度)に比べて約2円ほど引き下げていました。

しかし、新聞報道によれば2024年度は燃料費の下落に伴い販売収入が減ると見込んでおり、賦課金を約2円引き上げて2022年度の水準に戻るようです。

これにより、月400kWhの電気使用量の標準的家庭で前年度比 約836円の負担増となります。

2023年11月15日 (水)

電気料金における昼夜の単価の差が減少

我が家での電気の契約は昼と夜で単価が異なる中国電力の「エコノミーナイト(時間帯別電灯)」です。

以前は夜間の電気料金が昼間に比べて格段と割安(半額以下)になっていましたが、最近は両者の差があまりなくなってきました。

昼夜それぞれの単価は、下記のとおり。

●2023/6月の電気料金改定前

・昼(8時~23時): 約 28円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 13円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.46

これに、燃料費調整費(約+14円/kWh)を加味した単価は2022/12月分で、

・昼(8時~23時): 約 42円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 27円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.64

●2023/6月の電気料金改定後

・昼(8時~23時): 約 43円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 30円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.70

これに、燃料費調整費等(約‐10円/kWh)を加味した単価は2023/10月分で、

・昼(8時~23時): 約 33円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 20円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.61

 

1年前は夜/昼の単価比が約0.46倍でしたが、現在は約0.61倍となっていて、両者の差が縮小しています。

電気料金の先行きは不透明で、今後どうなるか全く見通せません。

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<<< 1日の時間毎の消費電力推移の例 >>>

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2023年10月29日 (日)

太陽光発電における電力モニタの精度(売電量)

太陽光発電システムに付属の電力モニタは計量法の対象製品ではないため、電力会社設置の電力メータ(買電メータ、売電メータ)に比べて各電力値(発電、買電、売電)の精度はあまりよくありません。

以前、我が家のSHARP太陽光発電システムにおけるカラー電力モニタ JH-RWZ1 の売電量の値と実際の電力会社(中国電力)の売電メータの値を比較したことがあります。

モニタの売電量は電力会社の売電メータ値に対して、いずれも1~2%程度低目の値になっていました。

その後、2018年3月に電力モニタを JH-RWZ1 から JH-RWL7Y に機種変更し、更に2023年10月からは、余剰電力の売電先を住宅メーカから大阪ガスに変更しました。

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これを機にモニタ変更後の売電量について、最近の約4年間(2020年~2023年)の新電力モニタの売電量の値と実際の電力会社の売電メータの値を比較してみました。

その結果、新電力モニタの売電量は電力会社の売電メータ値に対して、2%程度低目の値になっていることがわかりました。

詳細は下記に。

ー> ■ i- 太陽光発電所: 電力モニタの精度5(売電量)

2023年10月 8日 (日)

萩・石見空港には太陽光発電所が設置されていました

先月(9/19)、萩・石見空港(益田市)に立ち寄りました。

空港の滑走路のすぐ北側に、太陽光発電用の多くのパネルが設置されていました。

ネットで詳しく調べてみると、

・島根県企業局では、電気事業の拡大と再生可能エネルギーの普及・推進を図る観点から、
  石見空港内に、最大出力約3,490kW(東地区:1,500kW、西地区:1,990kW)の
  太陽光発電所を建設し、平成29年6月2日に運転を開始した。

・年間予想発電量は約3,900,000kWh(=3,900MWh)。

とありました。

実際の発電実績が空港ロビーに掲示されていましたが、ほぼ上記予想通りだったように記憶しています(撮影するのを失念しました)

写真は飛行機が滑走路の東端から西に向けて離陸するところで、滑走路と平行に手前に黒く見えるのが設置されている太陽光パネルです。

 

我が家の太陽光発電はシステム容量 5.4kWですから、実に約650倍の規模です。

年間発電量も我が家の実績(最近5年間の平均)約6,200kWhに対して、約630倍となっています。

 

-> i- 太陽光発電所: 主な経緯と年間発電量の推移(我が家の太陽光発電)

2023年7月14日 (金)

電気料金における各種負担金(中国電力の場合)

毎月支払う電気料金には本来の電気料金に加えて、各種の負担金、手数料などが含まれています。

整理してみました。

1.再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)

 電力会社がFIT制度を通して買い取った太陽光発電等の再生可能エネルギーの費用を、電気代に反映したもの。

2.燃料費調整額

 為替レートや原油価格の変動による。

3.賠償・廃炉円滑化負担金

 賠償負担金:福島第一原発の事故前から原子力損害の賠償のために備えておくべきであった不足分の資金。

 廃炉円滑化負担金:原発の廃止を円滑に実施するために必要な資金。

4.口座振替割引 ->最近なくなった!

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2023年7月12日 (水)

太陽光発電: 売電先が新たな「スマートハイムでんきサービス」へ

現在、積水化学工業(株)の「スマートハイムでんきサービス」を利用していますが、同社がこの度、大阪ガス(株)と電気に関する業務提携を行うこととなり、2023/10より大阪ガスが電気の買取・供給を行う新たな「スマートハイムでんきサービス」に移行することとなりました。

新サービスの概要は下記のとおり。

・売電価格は現状と同じ 9円/kWh。

・売電料は年1回の振り込みとなる。 現状は3か月毎の振り込み。

・マイページがなくなる。
  現状システムではマイページで月毎の売電料などが確認できるが、今後はできなくなる。
  毎月の売電料が必要な場合は、有料で売電料記載の書類を送ってもらえる。

現時点ではこれ以上の詳細仕様は不明です。

(太陽光発電パネル)

2023年6月22日 (木)

太陽光発電: 自動追従システムによる発電量増加の例

太陽光発電パネルを太陽の方向に自動追従(追尾)させることにより、発電量を増加させることができます。

 自動追従には次の2方式が考えられます。

(1)水平面内自動追従方式(水平面内旋回のみ、首振りなし)
    パネルの方位角のみを太陽の方向に追従させる。
(2)完全自動追従方式(水平面内旋回 + 上下首振り)
    パネルの傾斜角、方位角を太陽の方向に追従させる(パネル面 ⊥ 太陽光)。

 これらの追従方式と通常の固定方式の発電量を比較するアプリ(末尾に記載)を以前作成していますが、これによる広島市でのシミュレーション結果について1例を紹介します。

● 計算条件

 ・年 月 日: 2023/06/17(日)
 ・システム容量: 5kW
 ・屋根傾斜角 : 30度
 ・パネル方位角: 25度(真南から西に25度)
 ・日射量データ: 広島地方気象台での全天日射量データを使用

● 1日の発電量(シミュレーション結果)

 下記のように、自動追従方式では固定方式に比べて 28%~32%の発電量アップとなっています。
 両者の差は1日の日射量の変動にも左右されます。

 ・固定方式      : 26.23kWh
 ・水平面内自動追従方式: 33.58kWh
 ・完全自動追従方式  : 34.70kWh

 

アプリの詳細はこちら(自動追従システム再考 ~ グラフィック描画 ~)

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