太陽光発電 Feed

2023年11月15日 (水)

電気料金における昼夜の単価の差が減少

我が家での電気の契約は昼と夜で単価が異なる中国電力の「エコノミーナイト(時間帯別電灯)」です。

以前は夜間の電気料金が昼間に比べて格段と割安(半額以下)になっていましたが、最近は両者の差があまりなくなってきました。

昼夜それぞれの単価は、下記のとおり。

●2023/6月の電気料金改定前

・昼(8時~23時): 約 28円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 13円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.46

これに、燃料費調整費(約+14円/kWh)を加味した単価は2022/12月分で、

・昼(8時~23時): 約 42円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 27円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.64

●2023/6月の電気料金改定後

・昼(8時~23時): 約 43円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 30円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.70

これに、燃料費調整費等(約‐10円/kWh)を加味した単価は2023/10月分で、

・昼(8時~23時): 約 33円/ kWh
・夜(23時~8時): 約 20円/ kWh
・夜/昼の単価比 : 約 0.61

 

1年前は夜/昼の単価比が約0.46倍でしたが、現在は約0.61倍となっていて、両者の差が縮小しています。

電気料金の先行きは不透明で、今後どうなるか全く見通せません。

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<<< 1日の時間毎の消費電力推移の例 >>>

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2023年10月29日 (日)

太陽光発電における電力モニタの精度(売電量)

太陽光発電システムに付属の電力モニタは計量法の対象製品ではないため、電力会社設置の電力メータ(買電メータ、売電メータ)に比べて各電力値(発電、買電、売電)の精度はあまりよくありません。

以前、我が家のSHARP太陽光発電システムにおけるカラー電力モニタ JH-RWZ1 の売電量の値と実際の電力会社(中国電力)の売電メータの値を比較したことがあります。

モニタの売電量は電力会社の売電メータ値に対して、いずれも1~2%程度低目の値になっていました。

その後、2018年3月に電力モニタを JH-RWZ1 から JH-RWL7Y に機種変更し、更に2023年10月からは、余剰電力の売電先を住宅メーカから大阪ガスに変更しました。

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これを機にモニタ変更後の売電量について、最近の約4年間(2020年~2023年)の新電力モニタの売電量の値と実際の電力会社の売電メータの値を比較してみました。

その結果、新電力モニタの売電量は電力会社の売電メータ値に対して、2%程度低目の値になっていることがわかりました。

詳細は下記に。

ー> ■ i- 太陽光発電所: 電力モニタの精度5(売電量)

2023年10月 8日 (日)

萩・石見空港には太陽光発電所が設置されていました

先月(9/19)、萩・石見空港(益田市)に立ち寄りました。

空港の滑走路のすぐ北側に、太陽光発電用の多くのパネルが設置されていました。

ネットで詳しく調べてみると、

・島根県企業局では、電気事業の拡大と再生可能エネルギーの普及・推進を図る観点から、
  石見空港内に、最大出力約3,490kW(東地区:1,500kW、西地区:1,990kW)の
  太陽光発電所を建設し、平成29年6月2日に運転を開始した。

・年間予想発電量は約3,900,000kWh(=3,900MWh)。

とありました。

実際の発電実績が空港ロビーに掲示されていましたが、ほぼ上記予想通りだったように記憶しています(撮影するのを失念しました)

写真は飛行機が滑走路の東端から西に向けて離陸するところで、滑走路と平行に手前に黒く見えるのが設置されている太陽光パネルです。

 

我が家の太陽光発電はシステム容量 5.4kWですから、実に約650倍の規模です。

年間発電量も我が家の実績(最近5年間の平均)約6,200kWhに対して、約630倍となっています。

 

-> i- 太陽光発電所: 主な経緯と年間発電量の推移(我が家の太陽光発電)

2023年7月14日 (金)

電気料金における各種負担金(中国電力の場合)

毎月支払う電気料金には本来の電気料金に加えて、各種の負担金、手数料などが含まれています。

整理してみました。

1.再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)

 電力会社がFIT制度を通して買い取った太陽光発電等の再生可能エネルギーの費用を、電気代に反映したもの。

2.燃料費調整額

 為替レートや原油価格の変動による。

3.賠償・廃炉円滑化負担金

 賠償負担金:福島第一原発の事故前から原子力損害の賠償のために備えておくべきであった不足分の資金。

 廃炉円滑化負担金:原発の廃止を円滑に実施するために必要な資金。

4.口座振替割引 ->最近なくなった!

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2023年7月12日 (水)

太陽光発電: 売電先が新たな「スマートハイムでんきサービス」へ

現在、積水化学工業(株)の「スマートハイムでんきサービス」を利用していますが、同社がこの度、大阪ガス(株)と電気に関する業務提携を行うこととなり、2023/10より大阪ガスが電気の買取・供給を行う新たな「スマートハイムでんきサービス」に移行することとなりました。

新サービスの概要は下記のとおり。

・売電価格は現状と同じ 9円/kWh。

・売電料は年1回の振り込みとなる。 現状は3か月毎の振り込み。

・マイページがなくなる。
  現状システムではマイページで月毎の売電料などが確認できるが、今後はできなくなる。
  毎月の売電料が必要な場合は、有料で売電料記載の書類を送ってもらえる。

現時点ではこれ以上の詳細仕様は不明です。

(太陽光発電パネル)

2023年6月22日 (木)

太陽光発電: 自動追従システムによる発電量増加の例

太陽光発電パネルを太陽の方向に自動追従(追尾)させることにより、発電量を増加させることができます。

 自動追従には次の2方式が考えられます。

(1)水平面内自動追従方式(水平面内旋回のみ、首振りなし)
    パネルの方位角のみを太陽の方向に追従させる。
(2)完全自動追従方式(水平面内旋回 + 上下首振り)
    パネルの傾斜角、方位角を太陽の方向に追従させる(パネル面 ⊥ 太陽光)。

 これらの追従方式と通常の固定方式の発電量を比較するアプリ(末尾に記載)を以前作成していますが、これによる広島市でのシミュレーション結果について1例を紹介します。

● 計算条件

 ・年 月 日: 2023/06/17(日)
 ・システム容量: 5kW
 ・屋根傾斜角 : 30度
 ・パネル方位角: 25度(真南から西に25度)
 ・日射量データ: 広島地方気象台での全天日射量データを使用

● 1日の発電量(シミュレーション結果)

 下記のように、自動追従方式では固定方式に比べて 28%~32%の発電量アップとなっています。
 両者の差は1日の日射量の変動にも左右されます。

 ・固定方式      : 26.23kWh
 ・水平面内自動追従方式: 33.58kWh
 ・完全自動追従方式  : 34.70kWh

 

アプリの詳細はこちら(自動追従システム再考 ~ グラフィック描画 ~)

2023年6月 6日 (火)

電気料金における再エネ賦課金が2円下がって1.4円/kWhに

再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)とは、電力会社がFIT制度を通して買い取った太陽光発電等の再生可能エネルギーの費用を、電気代に反映したものです。

電気代の請求書を見ると、2023/5月分から再エネ賦課金の単価が従来の3円45銭/kWhから1円40銭/kWhに引き下げられていることが確認できます。

約2円の値下がりになります。

例えば、電気使用量が655kWh/月の場合の再エネ賦課金額は下記のとおり。

 ・4月まで: 2,259円
 ・5月以降:  917円

 (太陽光発電パネルを多く搭載した住宅街の例)

2023年3月26日 (日)

電気料金における再エネ賦課金が5月請求分から2円程度下がる見通し

再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)とは、電力会社がFIT制度を通して買い取った再生可能エネルギーの費用を、電気代に反映したものです。

経産省は 2023/3/24、再エネ賦課金の単価を現在の3円45銭/kWhから1円40銭/kWhに引き下げることを発表しました。約2円下がることになります。

例えば、電気使用量が655kWh/月の場合の再エネ賦課金額は、

 ・4月まで: 2,259円
 ・5月以降:  917円

となり、約1,340円の値下がりとなります。

結構な額です。

今年の初めからは期間限定で燃料費調整額の政府補助金も導入されています。

(太陽光発電パネルの例)

 

  ー> 電気料金における燃料費調整額が急に下がったが・・・

2023年3月11日 (土)

「SMARTHEIMでんき」で一部のボタンが効かない不具合が解消

「SMARTHEIMでんき」は、セキスイハイムがFIT制度終了後に同社のオーナーから太陽光で発電した余剰電力を買い取り、同社の生産工場や事業所、他の一般ユーザなどに電力を販売する仕組みです。

最近まで、Microsoft Edgeで「SMARTHEIMでんき」のホームページを閲覧すると、幾つかのボタン(ログアウトやFAQなど)が効かない事態が発生していました。

サイトの運営元にも連絡して原因究明をお願いしていましたが、先日から急に正常に戻りました。

「SMARTHEIMでんき」システムは全く改修していないとのこと。

運営元の話では、Chromeの仕組み変更に伴い、Edgeも変更された可能性があり、それで不具合が解消されたとのことですが、これらの変更時期と不具合解消時期がどうも合いません。

しばらく様子見とします。



ー> 「SMARTHEIMでんき」で一部のボタンが効かない

2023年2月12日 (日)

「SMARTHEIMでんき」で一部のボタンが効かない

「SMARTHEIMでんき」は、セキスイハイムがFIT制度終了後に同社のオーナーから太陽光で発電した余剰電力を買い取り、同社の生産工場や事業所、他の一般ユーザなどに電力を販売する仕組みです。

現在、「SMARTHEIMでんき」のホームページ上で、幾つかのボタン(ログアウトやFAQなど)が効かない事態が発生しています。


サイトの運営元にも連絡して原因究明中ですが、解決に至っていません。

● 「SMARTHEIMでんき」の画面の1例



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