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2021年5月 2日 (日)

「長崎の鐘」の永井隆記念館(雲南市)が新装オープンされました

長崎の原爆で負傷しながら救護活動に身を捧げた永井隆博士の記念館は長崎にもありますが、島根県雲南市にある永井隆記念館が建て替えられて、この4月20日にオープンしたと新聞にありました。

古関裕而作曲の代表作「長崎の鐘」は永井博士の随筆「長崎の鐘」をモチーフに、作詞をサトウハチローが手懸け、1949年発売、大ヒットを記録しました。

博士が亡くなって5月1日で70年を迎えます。

3年前から休館、建て替え工事が行われていたとありますので、当方がここを訪れたのは奇しくもその直前ということになります(2018年4月末に立ち寄った)

新館は休館の約1.7倍の広さで、敷地内には新たに高さ6mのモニュメント「平和の鐘」が設置されたということです。

機会があれば、新しくなった記念館を訪れてみたいと思います。

[ 写真は建て替え前の記念館 ] (松江自動車道 三刀屋木次ICから南西方向に約2km)

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ー> 朝ドラ「エール」と雲南市/永井隆記念館(建て替え前)

2020年10月 6日 (火)

鉄道唱歌に出てくる阿部川は安倍川?

作詞:大和田建樹(おおわだ たけき)、作曲:多梅稚(おおのうめわか)により、明治33年(1900年)に発表された「鉄道唱歌」は、第1集:東海道篇から第5集:関西・参宮・南海篇の計5集からなります。

 ♪ 汽笛一声(いっせい)新橋を ・・・♪

で始まる第1集:東海道篇は、東京~国府津、国府津~沼津(現在の御殿場線)、沼津~浜松、浜松~米原、米原~京都、京都~神戸の計6番からなります。

沼津~浜松間の歌詞の中には静岡県内を流れる大きな川である富士川、阿部川、大井川、天竜(川)が順に出てきます。

 ・・・
 駿州(すんしゅう)一の大都会
 靜岡いでて阿部川
 わたればここぞ宇津の谷(うつのや)の
 山きりぬきし洞(ほら)の道
 ・・・

ここでは、安倍川がなぜか「阿部川」と表記されています。

単純に間違えただけでしょうか。 それとも何か意味があったのでしょうか。

Abekawa

2020年8月 3日 (月)

エボニー と アイボリー

エボニー(ebony)は黒檀(こくたん)。

アイボリー(ivory)は象牙(ぞうげ)。

どちらもピアノの鍵盤(表面)の材料として使用されていました。

「ピアノの鍵盤の色に関して世界的に統一された規格はない」と、某サイトにはありましたが、日本では、

 JIS S8507(1992):ピアノ

で、鍵盤について、

(a) 鍵盤の総幅は,88鍵 (1A〜88C) の場合1,220〜1,230mmを基準とする。
(b) 白鍵フロントの長さは,48〜52mmとする。
(c) 黒鍵の頭部は,前部の高さ12.0〜14.5mm,幅は上面9.0〜10.5mm,底面11.0〜12.5mmとし,長さは原則として95mmとする

などと規定されています。

ピアノの前身であるチェンバロなどが作り出された時代には、鍵盤の白い部分には象牙、黒い部分には黒檀が使われるのが主流でした。その理由は、材質が鍵盤にもっとも適していたから。

現在は、特に象牙はワシントン条約により使用が難しくなっているので、一般的にはプラスチック系の素材が使われているそうです。

ところで、エボナイト(ebonite)という樹脂がありますが、ゴムの一形態で、外観が黒檀に似ていることから名づけられたということです。

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2020年4月18日 (土)

朝ドラ「エール」と雲南市/永井隆記念館

現在放送中のNHK朝ドラ「エール」。

生涯で5,000曲にも及ぶ作曲をした古関裕而とその妻をモデルにした作品ですが、古関の代表作の1つに「長崎の鐘」があります。

 ♪ こよなく晴れた 青空を 悲しと思う せつなさよ ・・・

医学博士であり、随筆家でもある永井隆の随筆「長崎の鐘」をモチーフに、作詞:サトウハチロー、作曲:古関裕而、うた:藤山一郎で1949年発売、大ヒットを記録し、翌1950年には映画化もされています。

島根県松江市で生まれた永井博士は生まれてすぐ、同じ県内の雲南市三刀屋町に引っ越し、ここで少年時代を過ごしています。

三刀屋町にある永井隆記念館には、博士の生涯に渡る写真や遺品が多数展示されています。

2年前の2018年4月、ここを訪れたときの写真です。

正面玄関ドア右上に「古関裕而記念館」(福島市)のポスターも確認できます。

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長崎市にも永井隆記念館があり、両館は姉妹館となっています。

2019年12月30日 (月)

5年振りの琵琶湖

先日(12/24、25)、琵琶湖の西岸を電車で通りました(湖西線)。

間近で琵琶湖を眺めるのは5年振りです。

湖周辺には2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公 光秀ゆかりの地が点在しています。

また、加藤登紀子さんが歌う「琵琶湖周航の歌」(1917年)の歌詞:

 ・・・ 今日は今津か 長浜か ・・・

に登場する今津町は現在は合併して高島市になっていますが、湖西線の「近江今津駅」として、その名を残しています。

長浜は今津の対岸(琵琶湖の東側)にあり、歌詞にも出てくる「竹生島(ちくぶじま)」は両者のちょうど中間の位置に浮かぶ小さな島です。

Dsc_0474a(車窓から眺める琵琶湖、2019/12)


琵琶湖周航の歌


2019年12月28日 (土)

「知床旅情」の歌詞が異なる

森繫久彌 作詞作曲の「知床旅情」。

加藤登紀子さんが歌う歌詞は、森繫の当初の詞と少し異なるようです。

当初版と加藤版の2種類の歌詞が存在するというのです。

例えば、加藤登紀子さんの歌では、

 ・・・ 旅の情けか 飲むほどにさまよい ・・・

とありますが、オリジナルは、

 ・・・ 旅の情けか 酔うほどにさまよい ・・・

だとか。

その他にも、最後の「白いかもめ/」など、数カ所違いがあるようです。

しかし、いずれにしても心に沁みるいい歌です。

2019年11月 1日 (金)

ボニージャックスは「素敵な男性たち」?

ラジオを聞いていたら、男性ボーカルグループ: ボニージャックスの「ちいさい秋みつけた」が流れてきました。

ボニージャックスとはどういう意味なのだろう。

「ボニー」は「骨(bone)」の形容詞なのかと思い、辞書を開いてみました。

 ・bony: 骨の、骨ばった、やせた

とありますが、ちょっとしっくりきません。

近くに、bonny という単語もあります。

こちらは、

 ・bonny: 美しい、素敵な

などの意味、多分こちらでしょう。

ボニージャックスの正式HPを見ると、「Bonny Jacks」との表記を先頭に、

 童謡・唱歌・抒情歌などの「美しい日本の歌」を愛する、
  活動歴60年の正統派・老舗コーラスグループ

とありました。

いつ聞いても、きれいにな歌声に魅了させられます。


ちいさい秋みつけた(曲:中田喜直、 詞:サトウハチロー)


参考:
(1)「ちいさい秋みつけた」が本来の題名。 「秋」以外はすべてひらがなである。
(2)作詞のサトウハチローは作家の佐藤愛子さんの異母兄である。

2019年10月14日 (月)

NHK「民謡をたずねて」公開録音に出かける

先日(10/12)、安芸高田市民文化センター「クリスタルアージョ」で開催されたNHKラジオ「民謡をたずねて」の公開録音に足を運びました。

午前中、三次市内の「もののけミュージアム」に立ち寄った後、国道54号を南下して安芸高田市へ。

13:30から約2時間半の公開録音では、NHK FMで毎週金曜の午前5:20から30分間放送されている番組3本分(2020/1/17、24、31放送予定の3回分)をまとめて収録していました。

出演者は次のとおり。

● 唄
 成世昌平、木津かおり、稲庭淳、寺崎美幸、塚原ゆかり、梅若晶子
● 演奏
 三味線:笹本壽、笹本寿之
 尺八・笛:米谷智
 鳴 物:荒井ふみ子、田辺三花
 はやし詞:西田美和、西田美和利
● 司会
 三平泰丈アナ(NHK広島)

成世昌平さんは三次市出身だそうです。

また、司会の三平アナは俳優の高橋和也さんによく似ています。

ところで、文化センターの愛称「クリスタルアージョ」はクリスタルな建物外観とイタリア語で「くつろぐ・ゆったり」を意味する「アージョ(agio)」を合体したものだとか。

音楽の速度記号の一つで、「ゆるやかに」を意味するアダージョ(adagio)もこれに類する言葉なのでしょうか。

ここ安芸高田市はサッカーJ1のサンフレッチェ広島とつながりの深い町で、市内にはチームの練習場である吉田サッカー公園や、選手たちが毎年必勝祈願に訪れる清(すが)神社もあります。

チーム名「サンフレッチェ」は戦国時代にこの地を治めた毛利元就の「三矢の訓(さんしのおしえ)」(3本の矢の訓え)から付けられたことはよく知られています。

3の「サン」に、イタリア語で「矢」を意味する「フレッチェ」を組み合わせたもので、ここでもイタリア語が登場します。

 

ー> 三本の矢は一本の矢の何倍強いか ~三矢の訓とサンフレッチェ広島~

2019年2月24日 (日)

NHKのど自慢予選会観覧(廿日市市)

昨日(2/23、土)、広島県廿日市市のさくらぴあで行われたNHKのど自慢の予選会を観覧しました。

本番の観覧応募を今まで何回となくしていますが一向に当たりません。

そこで今回、本番前日に行われた予選会に行ってみました(入場自由、本番は2/24)。

昼前から夕方にかけて約250組の出場者が順番に歌うのですが、ところどころ欠席者がいました。

歌い終わった人は舞台下で待っている小田切アナ(?)に何か話を聞かれているようでした。

順番は曲名順(あいうえお順)で、20組目程度から100組まで約1時間半観覧しました。

TVで見る本番も面白いですが、生で見る予選もまた違った楽しさがあり、機会があればまた足を運んでみたいと思います。

会場の入口には廿日市のシンボル「けん玉」の大きなものが、その隣には有名人のサイン入りけん玉も多数展示されています(最新のものは舞の海さんのサイン入り)。

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2019年2月22日 (金)

audio要素によるウェブ上での音楽ファイルの再生

以前作成した音楽再生を含むウェブページがMicrosoft Edge や Google Chromeで動かないことが判明し、書き替えを行なっています。

HTML5で新たに採用されたaudio要素を使用するようにしました。


バッハ作曲: G線上のアリア(Air On the G String)


ー> HTML5のaudio要素による音楽ファイルの再生(IE/Edge/Chrome用版)

ー>「魔弾の射手」 と 「秋の夜半」(IE/Edge/Chrome用版)

フォトアルバム 2

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