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2020年8月 3日 (月)

エボニー と アイボリー

エボニー(ebony)は黒檀(こくたん)。

アイボリー(ivory)は象牙(ぞうげ)。

どちらもピアノの鍵盤(表面)の材料として使用されていました。

「ピアノの鍵盤の色に関して世界的に統一された規格はない」と、某サイトにはありましたが、日本では、

 JIS S8507(1992):ピアノ

で、鍵盤について、

(a) 鍵盤の総幅は,88鍵 (1A〜88C) の場合1,220〜1,230mmを基準とする。
(b) 白鍵フロントの長さは,48〜52mmとする。
(c) 黒鍵の頭部は,前部の高さ12.0〜14.5mm,幅は上面9.0〜10.5mm,底面11.0〜12.5mmとし,長さは原則として95mmとする

などと規定されています。

ピアノの前身であるチェンバロなどが作り出された時代には、鍵盤の白い部分には象牙、黒い部分には黒檀が使われるのが主流でした。その理由は、材質が鍵盤にもっとも適していたから。

現在は、特に象牙はワシントン条約により使用が難しくなっているので、一般的にはプラスチック系の素材が使われているそうです。

ところで、エボナイト(ebonite)という樹脂がありますが、ゴムの一形態で、外観が黒檀に似ていることから名づけられたということです。

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