富士山の麓にある甲府地方気象台は9月26日に富士山の初冠雪を観測したと発表しました。
平年に比べて6日早い初冠雪です。
実は、同気象台は今月7日に初冠雪を発表しましたが、20日に「初冠雪」の条件が崩れたために取り消していました。
単純に考えれば、初冠雪は冬に向かう季節にあって、最初に冠雪が確認された日ということになりますが、厳密には次のような条件があるようです。
・初冠雪は:
山頂付近の気温が、その年の1日の平均気温が最高となって以降、初めて冠雪が認められた日
7日に初冠雪を発表した時は、8月4日の9.2度を最高としましたが、9月20日にこれを上回る10.3度を観測して、最高が更新されたために見直されました。
26日は山頂付近の気温が氷点下まで下がり、午後4時過ぎに雲間から冠雪が確認されたそうです。
「初冠雪」といっても簡単ではないんですね。
9/14(火)の広島市内はぐずついた天気で、日中もあまり気温が上がりませんでした。
この日の最高気温は日付が変わった直後の00:01に24.1℃、最低気温は未明の03:42に19.8℃を記録しました。
最高・最低の温度差はわずか4.3度と、変化の少ない1日となりました。
このような場合には、新聞に掲載されている最高・最低気温と気象庁が発表している最高・最低気温が異なることがあります。
新聞では、例えば最高気温は15時まで、最低気温は朝9時までに観測された値を掲載しているなど、1日を通しての最高・最低値ではないためです。

大気の温度である気温は、気象庁では地表面上約1.5mの高さで観測することになっています。
通常、気温は日中に最高温度に、明け方に最低温度になります。
気温の1日の中での変化の様子は気象庁のHPなどで確認できます。
ここでは、2021/9/5 13:40 から 9/7 13:30 までの2日間の10分毎の気温の移り変わりの様子(時系列図)を紹介します。
これによれば、夕方から翌朝にかけての気温の低下速度は約7℃/12Hであるのに対して、朝から正午にかけての気温の上昇速度は約7℃/6Hと急速です。
勿論、その日の天気によって様子は変わりますが、日の出とともに気温がほぼ直線的に急上昇していることがわかります。

先日、ラジオで「・・・は東京ドーム2個分の広さで・・・」というような言い方をしていました。
この場合、東京ドームのどの部分の広さと比較しているのでしょうか。
ドームの建築面積(46,755m2)でしょうか、それともグラウンドの面積(13,000m2)でしょうか。
前者のようです。
従って、東京ドーム2個分は約9万m2、300m角程度の広さということになります。
「甲子園球場1個分の広さ」という言い方もよく耳にします。

(注)図はYAHOO!地図から拝借した。
ー> 詳しくはこちら
「自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをする」という意味の僭越(せんえつ)。
僭という字は読めてもなかなか書けません。
僭の右側の上には「先」とよく似た形が2つありますが、同じではないようです。
「潜水」の「潜」も読みは「せん」ですが、僭の右側(旁=つくり)と少し異なります。
調べてみると、「潜」も旧字は「潛」で、その右側は僭越の「僭」と同じだとわかりました。
僭の右側も将来は「潜」と同じように簡略化されるのでしょうか。
それとも、最近は手書することが少ないので、このまま変化ないのでしょうか。
写真は広島県呉市にある「てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)」に展示されている潜水艦「あきしお」です(2015年10月撮影)。
・全長76.2m×幅9.9m×深さ10.2m×喫水7.4m
・昭和61年03月05日 竣工、第1潜水隊群第1潜水隊に配備
・平成16年03月03日 除籍
尚、「てつのくじら館」は新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、9月12日(日)まで臨時休館しています。
今年はフランスの英雄、第一帝政の皇帝ナポレオン(1世)の没後200年です(1821年5月5日没)。
ナポレオンのフルネームは ナポレオン・ボナパルトでが、通常は単にナポレオンと言い、姓のボナパルトでは呼びません。
アメリカ初代大統領 ジョージ・ワシントンは単にワシントン大統領、アルベルト・アインシュタインはアインシュタインというように、一般には姓(名字)で呼びます。
ナポレオンは何故、ボナパルトではなく、ナポレオンなのでしょうか。
調べてみると、西洋では君主は「名」で呼ぶのが普通なんだそうです。
因みに、イギリスの現エリザベス女王のフルネームは
エリザベス・アレクサンドラ・メアリー・オブ・ウィンザー
Elizabeth Alexandra Mary of Windsor
トランプゲームに「ナポレオン」があります。
イギリス発祥で、日本で独自に発展したようですが、皇帝ナポレオンと関係があるのでしょうか。