以前(2012/8/6)、ひまわりの種は螺旋(らせん)状に整然と並んでいて、螺旋の本数は
13、21、34、55、89
など、フィボナッチ数列に含まれる値になっていると紹介しました。
しかし、実際にはすべてのひまわりの種がこのような法則に沿っているわけではないようです。
次の写真は先日庭で採取したものですが、赤で示す右向き螺旋は76本、緑で示す左向き螺旋は47本で、これらはいずれも上記フィボナッチ数列には含まれてません。
(赤、緑それぞれ螺旋10本毎に印を入れています。)
次の種の右向き螺旋も47本でした。
なお、先日「巨大ひまわり2世(その9)」で紹介したひまわりでは、右向き螺旋は確かに89本ありました。
-> ひまわりの種の螺旋の乱れ
3番目位に大きいひまわりの葉が枯れ始めたので、頭部を切って種の数を数えてみました。
左は満開の頃(6月29日)、右は切り取った頭部(直径約30cm)の種の様子。
赤で示した螺旋(らせん)はフィボナッチ数に含まれる89本の螺旋を10本毎に示したものです。 下の方は写真での判別が難しいので省略しています。
1本の螺旋当たりの種の数を数えると16~17個はあるので、全体では
(16~17) x 89 = 1424~1513
となり、約1500個の種が含まれている計算になります。