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2015年3月24日 (火)

山地と平地

先日、テレビやラジオ放送での「山地」アクセントの平板化について記しました。

本当は最初の「さ」を強く、「んち」のように発音すべきところを平坦に発音してしまうというものです。

これは最近の若者言葉の影響もありますが、「山地」に相対する言葉である「平地」のアクセントと同様に発音してしまうことも一因ではないかと考えられます。

ところで、「山地」に似た気象用語に、山沿い、山間部、山岳部などがありますが、気象庁HPを見るとこれらの違いについて次のように解説されています。

・山地 : 山の多いところ。「平地」に相対する用語。
・山沿い: 山に沿った地域。平野から山に移る地帯。
・山間部: 山と山の間の地域。
・山岳部: 平野部に対して山地の部分。

・平地 : 「平野」と「大きな盆地」。「山地」に相対する用語。
・平野部: 起伏の極めて少ない地帯。盆地を除く。

 

2015年3月23日 (月)

NHKと名詞アクセントの平板化

最近、NHKのラジオやテレビで気になることがあります。

名詞アクセントの平板化です。 もともと関東方面の若者言葉として広がったようですが、今は全国区です。

NHKのアナウンサー、特にニュース・天気予報などのアナウンサーは正しい発音をされるものと昔は信じていましたが、ここにも平板化の波が徐々に押し寄せているようです。 若手のアナだけでなく、ベテランのアナにまで・・・。

例えば、山地、事項、メーカー、サーファー等々。

ゴルファーを平板読みをすることはまずないと思いますが、メーカーやサーファーを平板読みしているのに出くわしたことがあります。

逆に、「統括」は最初の音を低く発音する(あるいは平板読みする)のが正しいですが、最初の音を高く発音されるアナが多々見受けられます。

NHKには今後も正しい日本語で発信してほしいと思う今日この頃です。

また、放送を聴いて疑問に感じたこと、間違いだと思われること等に関してはその都度NHKのHPの問い合わせコーナから問い合わせをするのですが、回答がないことが多くなりました。

「担当部署に申し伝え、今後の放送の参考とさせていただきます」との回答が寄せられても一向に改まらないことも・・・。

NHKには視聴者の声にもっと真摯に向き合ってほしいと思います。

 -> 「山地」はどう発音されますか?

2015年1月31日 (土)

五十は「いそじ」、八十は「やそじ」、では七十は?

50歳、60歳、70歳、80歳など、10の倍数の年齢は独特の言い方で表現されることがあります。

30歳: 三十(みそじ)  (注)三十路とも書く。
40歳: 四十(よそじ)
50歳: 五十(いそじ)
60歳: 六十(むそじ)
70歳: 七十(ななそじ)
80歳: 八十(やそじ)
90歳: 九十(ここのそじ)
等々。

本来は年齢に限った言い方ではありませんが、一般的には年齢表現として使用されることが多いようです。

またここでは、「やそ」と書きましたが、本来は「やそ」が正しいようです。 これは、「はた」、「ひと」、「ふた」などと同じ接尾辞だとか。

なお、「十」を「そ」と読む例としては、
 ・三十日(みそか)
 ・そごう百貨店の創業者: 十合伊兵衛(そごういへい)氏

などがあります。

2014年8月 3日 (日)

北海道の留辺蘂(るべしべ)町 と 雄しべ・雌しべ

先日のNHKラジオ「ここはふるさと 旅するラジオ」は、「北見市るべしべちょう」が舞台。

るべしべちょう ???。

どんな字を書くのか調べてみると、留辺蘂町。 8年前に北見市と合併したようです。

 

ところで (しべ)とはどういう意味か?

しべ、雌しべしべ で、とも書くことがわかりました。

2014年5月14日 (水)

ヨウ素剤未配備問題とヨードチンキ

先日、新潟県が柏崎刈羽原発の事故に備えて配備予定だった安定ヨウ素剤を配備していなかった問題が表面化しました。 安定ヨウ素剤は、甲状腺被ばくを防ぐために服用されます。

ヨウ素について少し調べてみました(㈱東洋アーステックのHP他を参照)。

● 元素記号: I

● 産出国: 1位はチリ、 2位が日本(その9割が千葉県、1割が新潟県で生産)

● ヨウ素は海水中に 0.000005% (0.05ppm) 含まれる。

● ヨウ素は日本が世界に誇れる大変貴重な資源のひとつ。

● 消毒薬であるヨードチンキはヨウ素をアルコールに溶かしたもの。
  ヨードはヨウ素のドイツ語[Iod]から来ている。

● ヨード卵・光はヨードが豊富なニワトリの卵。

2014年4月 4日 (金)

虹が出ていました

今朝8時過ぎに、西の空に虹が出ていました。

005

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2014年1月 2日 (木)

初詣と桜

近くの神社に初詣に出かけました。

A  (人物の所は意図的に消しています)

桜 と ツツジが咲いていました。

005

006

2013年12月12日 (木)

冬の桜

昨日、アストラムライン大原駅近くの団地の下の貯水池周囲に植えられている桜の木で、花が咲いているのを見つけました。

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2年前にも同じ場所で咲いていました。 -> こちら

 

2013年9月29日 (日)

山陽道は順調に流れています???

ラジオの道路情報を聞いていると、「山陽道は順調に流れています」という表現をよく耳にします。

「山陽道では車は順調に流れています」の意味であることはすぐわかりますが、日本語として正しい表現なのでしょうか。

似たような表現に、「川は流れる」があります。 「川の水は流れる」の意ですが、こちらも普段よく使います。

鴨長明の『方丈記』には、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず 」という一節があります。

2013年9月 4日 (水)

汐は潮の略字?

今まで 「」 は 「」 の略字と思っていましたが、全く別の字なんですね。

(しお)あるいは潮汐(ちょうせき)とは月や太陽の引力によって周期的に起こる海面の昇降で、大潮(おおしお)、干潮、満潮などでお馴染です。

本来は、「」はその字のとおりのしお、「」は方のしおの意味のようですが、一般には海に関するいろいろな意味で「潮」が使われています。

014(広島市 宇品海岸)

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