利尻岳 それとも 利尻山?
北海道の北部、日本海上にあるほぼ円形の島である利尻島、面積は約182km2 。
ここには利尻富士とも呼ばれる標高1,721mの山があり、利尻山(りしりざん)または利尻岳と呼ばれています。
どちらが正式な名前なのでしょうか。
利尻岳の方がよく耳にするような気がしますが・・・
国土地理院や、Yahoo, Googleなどの地図では「利尻山」と書いてあります。
どうやら、利尻山が正式名のようです。
利尻山は日本百名山に選定されています。
北海道の北部、日本海上にあるほぼ円形の島である利尻島、面積は約182km2 。
ここには利尻富士とも呼ばれる標高1,721mの山があり、利尻山(りしりざん)または利尻岳と呼ばれています。
どちらが正式な名前なのでしょうか。
利尻岳の方がよく耳にするような気がしますが・・・
国土地理院や、Yahoo, Googleなどの地図では「利尻山」と書いてあります。
どうやら、利尻山が正式名のようです。
利尻山は日本百名山に選定されています。
海外で活躍するサッカーの三笘薫(みとま かおる)選手。
苗字の三笘の「とま(笘)」は北海道の苫小牧の「とま(苫)」と思っていたら、違っていました。
「笘」を辞書で調べると、
ふだ。 文字を書くためのふだ。
むち。 竹のむち。
一方、「苫」を辞書で調べると、
菅 (すげ) や茅 (かや) などを粗く編んだむしろ。
和船や家屋を覆って雨露をしのぐのに用いる。
とありました。
そう言えば、文部省唱歌「われは海の子」の歌詞の中に、
煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ
とあり、「とまや(苫屋)」という言葉が出てきます。
●写真は、今年5月に開催されるG7広島サミットの会場:グランドプリンスホテル広島 と付近の海(宇品海岸)です。


先日(2023/3/28)、京都府亀岡市の保津川(桂川)で、「保津川下り」の遊覧船が岩に衝突・転覆する痛ましい事故がありました。
ラジオのニュースを聞いていると、「通称 保津川」という言い方をしていました。
調べてみると、川の正式名は「桂川」で、流れる地域によって、上流から
上桂川 -> 桂川 ->大堰川(おおいがわ)ー> 保津川 ー> 桂川
と、名前を変えて呼ばれているようです。
しかし、行政上の表記は「桂川」に統一されていて、国土地理院の測量成果でも全流域において「桂川」の表記になっています。
その他の言い方はあくまで通例(通称)ということがわかりました。
なお、桂川は大阪府との境で木津川、宇治川と合流して淀川となり、大阪湾に注いでいます。
日本百名山、二百名山、三百名山に選定されてる山で、中国地方(広島県、山口県、島根県、鳥取県、岡山県の5県)にある山をピックアップしてみました。
全部で8座で、広島県には道後山と吾妻山の2つがあります。
● 百名山に含まれる山
大山(鳥取県、標高 1,729m)
● 二百名山に含まれる山(前記を除く)
氷ノ山(兵庫県/鳥取県、標高 1,510m)
上蒜山(鳥取県/岡山県、標高 1,202m)
三瓶山(島根県、標高 1,126m)
● 三百名山に含まれる山(前記を除く)
扇ノ山(鳥取県、標高 1,310m)
那岐山(鳥取県/岡山県、標高 1,255m)
道後山(広島県/鳥取県、標高 1,271m)
吾妻山(広島県/島根県、標高 1,238m)
(吾妻山)
日本百名山は、文筆家で登山家だった深田久弥が実際に登頂し日本の各地の山から定めた100座で、その後 日本山岳会などが二百名山、三百名山を選定しました。
広島市内に数店あったデパートの天満屋ですが・・・。
・2012年: 八丁堀店 閉鎖
・2020年: アルパーク店 閉鎖
・2022年: 広島緑井店 閉鎖
で、広島市内には全く姿を消しました。
福山市には駅前に天満屋福山店が健在です。
福山市は「ばらのまち」としても有名です。写真は市内の緑町公園を訪れた時のものです。
ところで、「デパート」という言葉、日常的にはよく使用しますが、TVや新聞などではいまでも「百貨店」という言い方をしています。
口語では死語に近い「百貨店」です。
なぜ TVなどでは「デパート」と言わないのでしょうか。
デパートは英語では department store(デパートメントストア)であり、デパートが和製英語だからなのでしょうか。
デパート業界を束ねる一般社団法人に日本百貨店協会があり、「百貨店業の健全な発達を図り、もって国民生活の向上と国民経済の発展に寄与することを目的とする」とされています。
まだまだ「百貨店」が正式な言葉のようです。
先日(2023/3/11)、広島市内で開催された避難訓練コンサートに参加しました。
初めての参加です。
広島市文化交流会館(広島文化学園HBGホール)で開催されたコンサートでは、広島市消防音楽隊のコンサートの中に避難訓練を組み込み、途中で地震速報が発令されたとの放送で参加者全員が係員の誘導のもと、屋外に避難しました。
建物の外では消防のはしご車による建物上階に取り残された人たちの救出訓練も行われました。
訓練終了後はコンサートが再開。
12年前の2011年3月11日14時26分に発生した東日本大震災にあわせ、同時刻にはコンサート参加者全員が1分間の黙祷を行いました。
・はしご車による救出訓練の様子:【 地上30m(40m?)まで伸びる】

広島市安佐南区の広島西風新都の西側には標高666mの向山(むかいやま)という山がそびえています。

向山の更に西約2kmのところには窓ケ山(標高711m)があり、こちらには昔登ったことがあります。
ところで「向山」、北海道から鹿児島まで全国に多くの同名の山があるようです。
読み方は、「むかいやま」と「むこうやま」と、大きく2通りに分かれます。
標高1,000mを超える山は次のところにあります(これ以外にあるかもしれません)。
・むかいやま: 日光市(1,160m)、山梨県小菅村(1,100m)
・むこうやま: 新潟県湯沢町(1,056m)
家の向かいの山ということなのでしょうか・・・。
日本の新型主力ロケットH3の1号機は先日(2023/3/7)種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射されましたが、2段目エンジンが点火せず、残念ながら失敗に終わりました。
ところで、ロケットとよく似たものとしてミサイルがあります。
両者の違いについてはネット上でも色々と説明されています。誘導装置の有無もその1つですが、結構曖昧なように感じます。
ここでは、ミサイルのロフテッド軌道について調べてみました。
コトバンクによれば:
ロフテッド(Lofted)軌道とは、
・通常の発射方法より角度を上げ、高い高度に打ち上げられた弾道ミサイルの飛行経路。
・射程距離は通常より短くなるが、1000キロメートルを超える高高度から落下するような軌道をとることで、
着弾間際の速度がより高速になる。
・そのため、イージス艦などでの迎撃が困難とされている。
とあります。
地上から近距離への発射であれば、その軌道は放物線であり、発射角度 45度の時に飛行距離は最大となります。
地球を球体と仮定し、大気の摩擦を無視し、ミサイルには地球との間の引力しか作用しないとして万有引力の法則をベースに運動方程式を構成し、これを解くと軌道が得られます。
軌道は一般に円錐曲線(楕円や放物線)となります。
発射角度 A0の違いによる軌道変化を計算すると、下記の図が得られます(発射速度=7km/sの場合)。
75°で発射すると、45°の場合に比べて約1/3の飛行距離となりますが、最高高度は地上約4,000kmにも達します。
A0 = 15°: 飛行距離 L=約8,000 km
A0 = 30°: 飛行距離 L=約8,800 km
A0 = 45°: 飛行距離 L=約7,300 km
A0 = 60°: 飛行距離 L=約5,100 km
A0 = 75°: 飛行距離 L=約2,600 km

ー> ミサイルの着弾と弾着
ロシアのウクライナ侵略における多くのミサイルの発射や、北朝鮮の弾道ミサイルの度重なる発射など、「ミサイル」という言葉が毎日のようにニュースに登場します。
ところで、ミサイルが発射されて地上に落下することを何と言うでしょうか。
一般的には「着弾」と言いますが、調べてみると「弾着」という言い方もあるようです。
両者に違いはあるのでしょうか。
ネット上には、
・着弾は「弾」が届くこと全般
・弾着は、弾が届いた「地点もしくはその時間」のこと
・組織によって(陸軍、海軍など)どちらを使うか慣例的に決まっている
などと紹介されていました。
ミサイルの軌道は発射角度と速度が与えられればほぼ計算できます。
地上(h=0)から近距離への発射であれば、その軌道は放物線であり、発射角度 θ=45度の時に飛行距離は最大となります。
山頂や飛行機などからの発射(h>0)の場合には θ<45度で飛行距離が最長となることがあります。
長距離ミサイルの場合には地球の丸みや上空での重力変化、空気抵抗の変化などを考慮する必要があり、軌道計算は複雑になります。

蛇足ですが、日本語には前後を入れ替えた熟語が色々あり、一般的には意味が異なります。
・社会と会社
・神明と明神
・出家と家出
・国王と王国
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