ソワイ(ゾワイ)=浅瀬 のこと
先日テレビで福山市の横田漁港での魚の話題について放送していました。
「横田漁港?」、初耳です。
手持ちの道路地図を開いてみると・・・
福山市沼隈町から内海大橋(うつみおおはし)を通って福山市内海町の田島、横島に渡ると、両島の接続点に横田港がありました。
番組ではここで獲れる魚介類についてレポーターが紹介していましたが、 当方が気になったのは内海大橋の形状です。
通常、島と島を結ぶ橋は両岸を最短距離で(直線的に)結びますが、内海大橋は真っすぐではなく、「くの字」に折れ曲がっているのです。
どうしてこのような形状になったのでしょうか。
調べてみました。
広島県のHPに以下のような説明があります。
・架橋位置となる海峡幅は直線距離で550mほどである。
・海峡中央部の「マナイタゾワイ」と呼ばれる岩礁により航行水域が二分されていた。
・架橋による橋脚の増加で航行水域に制約を与えることが困難である。
・この課題を解決するために岩礁を利用し橋脚を設置し、
線形を独特の「く」の字型として航行水域への影響を最小限に抑えた。
このようにして、「く」の字型の橋が誕生したことがわかりました。
海上の浅瀬(岩礁)を意味する言葉は地方により色々な呼び方があるようです。
ネ(根)、ソネ(曾根)、セ(瀬)、ハエ(磐)、シ(注)、
グリ、イソ(磯)、出シ、ビラシ、ソワイ、、ゾワイ、イシ(石)、
イワ(岩)、シマ(島)、ショウ(礁)、ツガイ、アサリ、
モ(藻)、モタレ、ヤマ、・・・
道路地図を見ると、マナイタゾワイの西方には、大野ゾワイ、片平礁があるのが確認できます。
(注)下記のYahoo!地図には記載されていません。
ー> 内海大橋(広島県のHP)
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