ラジオの道路情報を聞いていると、「山陽道は順調に流れています」という表現をよく耳にします。
「山陽道では車は順調に流れています」の意味であることはすぐわかりますが、日本語として正しい表現なのでしょうか。
似たような表現に、「川は流れる」があります。 「川の水は流れる」の意ですが、こちらも普段よく使います。
鴨長明の『方丈記』には、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず 」という一節があります。
先日の12日に、高知県四万十市江川崎(えかわさき)で国内最高気温 41℃を記録し、大きな話題になりました。
江川崎は四万十川上流の愛媛県との県境に近い地域で、昨年までの最高気温は2004年7月30日に記録した 39.8℃だそうです。
下のグラフはここ4年間(2010年~2013年)の江川崎の8月の1~15日の最高気温を示したものです。 今年が如何に暑いか一目瞭然です。
四万十市江川崎の過去の気温については気象庁のHPをどうぞ。
-> 江川崎の気温 (気象庁)
スペインの首都マドリード(Madrid)は広島から見て北西の方向(方位角:約324度)にあります(北:0度、東:90度、南:180度、西:270度)。
では、マドリードから見て広島はどの方向にあるのでしょうか?
南東でしょうか。
いいえ、実は北東の方向(方位角:約40度)になります。 地球が平面でなく、丸いためにこのようなことが起こります。
●マドリード -> 広島
詳しくは -> 地球上の2点間の距離・方位を求める
イスラム教徒は聖地メッカの方向に向かって礼拝しますが、例えば広島から見てメッカはどの方向になるのでしょうか。
地球上の2点間の距離、方位を算出できるサイトは種々ありますが、例えば次のサイトが利用できます。
-> 地球上の2点間の距離・方位を求める
これによれば、広島->メッカ は
・距離 8,907km
・方位 289度(西北西) (注)北:0度、東:90度、南:180度、西:270度
広島は北緯34°27′、メッカは北緯21°25′で、メッカの方が南(赤道に近い)なのに、広島->メッカの方位が西北西なのは地球が平面でなく、丸いためです。