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2022年8月11日 (木)

除草剤使用上の注意事項について

定期的に手入れしている筈の庭ですが、少し手を抜くとあちらこちらに雑草が生えてきます。

近所を散歩していると、きれいに手入れされたお宅が多いですが、時々雑草が生い茂っているところも目にします。

庭の雑草駆除には除草剤が便利ですが、除草剤はれっきとした農薬です。

住宅地等で散布する場合は、人の健康や生活環境に悪影響を及ぼすことがあるため細心の注意が必要とされています。

 

除草剤について少し調べてみました(Wikipedia、北海道農政事務所HPなど)。

● 除草剤は植物(雑草)を枯らすために用いられる農薬である。

● 農薬とは農作物等に使用する薬剤である。

農作物等とは人が栽培している植物すべてが含まれる。
 ・その植物の全部又は一部を収穫して利用する目的で栽培している稲、麦、かんしょ、ばれいしょ、豆類、果樹やそ菜類
 ・観賞用に栽培している庭園樹、盆栽、花き、街路樹
 ・ゴルフ場の芝、山林樹木など

● 非農耕地専用除草剤(農林水産省の登録がない)は非農耕地のみに使え、農薬ではない。

● 農薬として使用することができない除草剤を、農作物等(農作物や樹木・芝・花き等 = 前記)の栽培・管理のために使用することは、農薬取締法で禁止されている。

● 農薬として使用することができない除草剤は、公園や緑地等の植栽管理に使用することはできない。

● 農水省と環境省から、住宅地や学校周辺での農薬使用を極力控えるようにとのリーフレット・マニュアルが出されている。

● やむを得ず除草剤を散布する場合の注意点
 ・人の健康への影響が小さい農薬を選択する。
 ・近隣への影響が生じないような日時に行い、散布範囲は最小限にする。
   風に乗って、周囲に飛散する恐れあり。
 ・近隣に対し事前に周知し、関係者との情報共有を行う。
 ・散布するときは、風の強い時には散布しないなど工夫をする。
 ・雨の日に除草剤を使用すると、本来の除草効果が期待できない。
 ・除草剤のタイプにもよるが、雨で成分が隣地へ侵入して被害を及ぼすこともある。

 

このように、除草剤を使用する際には色々と制約・注意すべき事項があります。

雑草は放置すると、花が咲き、実が出来て、風に乗って近隣住宅地へも飛んで行きます。

できれば小まめに草取りをして、除草剤に頼らない庭の管理をしたいものです。

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