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2019年7月 1日 (月)

最終汚水桝の問題点(2)

以前、家の前の道路のマンホールから時々悪臭がしましたが、2017年秋に敷地内にあるコンクリート製の最終汚水桝にモルタルによるインバート処理を施す改修を行ないました。

しかし最近また異臭を感じることがあり、汚水桝の蓋を開けて内部を見ると桝下部のインバート部に汚物が少し付着して残っていました。

散水用ホースを使用して桝内部を水で洗い流し、モルタルで形成したインバート部をよく観察すると、

(1)表面が余り滑らかでなく、波打っている。
(2)インバート形状が半円になっていない。

インバート処理を行った住宅メーカの担当者にも来て頂き、状況を説明、重いコンクリート製の蓋と合わせて対策案を検討して頂くこととしました。

 (写真の赤丸部分に汚物が付着していた。左側の管から右側の管へと若干方向を変えて流れる。)

Img_6498

Img_6498a

Img_8065

Img_8062

●理想的なインバート形状:

ネット等での情報によれば、
・インバート部は接続する配管の半分の円形樋状にする必要がある。
・インバートの肩(傾斜壁)は、半円樋状溝の上端から桝壁面に勾配をつけて直線で仕上げる。

とあります。

我が家の最終汚水桝では、流入側の管径(d)に対して、流出側の管径(D)が大きく、また流れの方向が約30度変化しています。

インバート部の流路断面形状は下図のように赤い実線のようにすべきと思われますが、現物は赤い破線のように半円の途中からテーパで上がっているようです。 そのためにテーパ部に物が付着しやすく、落ちにくいものと考えられます。

Fig1

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