けん玉の不思議(4): 各種球技のボールの大きさ
競技用けん玉の玉の直径は60mmです(円周は約188.5mm)。
玉と言えば、野球やサッカーなどの球技のボールの大きさはどうなっているのでしょうか。
少し調べてみました。
硬式野球のボール(NPB公式球)の大きさは、日本の公認野球規則によれば、円周22.9-23.5cmとなぜか直径でなく円周で定められています。 重量は141.7-148.8g です。
よく日米でボールの大きさが問題になりますが、それはNPB公式球が規則に定められた大きさ・重さのほぼ下限であるのに対し、MLB公式球はほぼ上限であるためです。
(注)日本の公認野球規則は基本的にMLBの野球規則「Official Baseball Rules」を翻訳したもの。
ところで、けん玉の玉の大きさは直径で規定されているのに対して、野球のボールの大きさは直径ではなく、円周で規定されています。
サッカーやバスケットボール、バレーボールなどのボールも円周で規定されているようです。
どうしてでしょうか。
球や円筒の直径を測るには、ノギスやマイクロメータなどの道具が必要ですが、円周は糸と物差しがあれば容易にわかります。
それとも製造方法の問題なのでしょうか。
けん玉の玉は木工旋盤で容易に所望の直径に加工できますが、野球のボールなどは幾種もの材料を巻き付けて製作するようです。
玉(ボール)の大きさの規定方法の相違は測定方法、製造方法、それとも何か別の原因があるのでしょうか。
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