洗面台から時々嫌な臭いが(3):トラップ部の水の蒸発は?
洗面台が臭う原因の1つとされる「排水トラップの封水がなくなる」問題について更に考えてみました。
前回の検討で、トラップ部の容積は約150cc、コップ1杯弱でした。
S字トラップ部の管継手は写真のようになっていて、ここから水が漏れても封水はなくなりません。 実際、継手からの水漏れもありません。
ここでは封水の自然蒸発について考えます。
室温、水温、湿度、風速によって蒸発量は変化しますが、東京工科大学工学部応用化学科BLOGには、
・ビーカの水が1日に約1.7mm蒸発した。
・日本では大体年間50~100 cm程度の蒸発量となる。
とあります。
この程度の蒸発量ならば、1日1回、洗面台の蛇口をひねって水を流せば、自然蒸発により封水がなくなることはなさそうです。
室温、水温、湿度、風速と蒸発量の定量的関係(計算式)については別途調べてみる予定です。
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