蛍光灯とLED照明の明るさ(ルーメン)の違い
15年使用した台所の天井灯、32Wx2の蛍光灯ですが機器の寿命か、最近点灯しにくくなりました。
思い切ってLED照明に変更することとしました。
写真左が従来の蛍光灯、右が新しいLED照明です。
長さはほぼ同じですが幅が約半分でスリムになりました。
今までの蛍光灯はルーメン数(全光束)7,430lmで、室内を結構明るく照らしていました。
今度のPanasonic製LED照明はカタログによれば「蛍光灯32形2灯相当の明るさ」で、4,500lm、37.1Wとあります。
ルーメン(lm)数は 7,430lm -> 4,500lmと大幅に低下していますが、本当に問題ないのでしょうか。
色々調べてみると、蛍光灯とLED照明とではルーメン数の算出方法が異なっていました。
蛍光灯では「蛍光灯器具に装着する蛍光ランプの全光束」であるのに対して、LED照明では「LED照明器具が発する初光束」です。
また、蛍光灯では上方への光の放出もあって実際に有効な光量は少なくなりますが、LED照明では元々下方への照射割合が高く、反射板の利用などで更にそれを高めています。
このため、前記のようなルーメン数の差があっても同程度の明るさが実現できます。
(注1)蛍光灯については省エネ法による。
(注2)LED照明については日本照明工業会規格による。
「初光束」とは初期点灯時の光束。
(注3)照明器具の幅が小さくなったため、天井の汚れが若干目につく。
なお、暗かった洗面所の蛍光灯(30W)も今回思い切って同程度の消費電力(34W)のLED(3,699lm)に替えました。見違えるほど明るくなりました。
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