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2023年7月 3日 (月)

傘の先端 それとも 尖端?

最近、傘の持ち方について色々と話題になっています。

折りたたんだ傘を持ち歩く時、傘を水平に持つとすぐ後ろを歩く人に危害を及ぼす恐れがあるというのです。

特に背の低い子供にとって、大人が水平に持った傘の先端がほぼ目線の位置になり、非常に危険です。

従って、傘は垂直にして持つようにと・・・。

 

ところで、傘の先のとがった部分は「先端」でしょうか、「尖端」でしょうか。

辞書で調べると、

 先端 / 尖端:

  長い物の一番はしの部分。とがった物の先の部分。

どちらでもいいようです。

尖った物の先の部分が「尖端」と覚えていましたが、今はこれも「先端」で問題ないようです。

「尖」が常用漢字にないからでしょうか。

 (松陰神社、萩市)

2023年6月30日 (金)

柄杓 と1勺 と 灼熱

柄杓(ひしゃく)は水や汁物を掬うための、柄のついた器状の道具です。

柄杓の「杓」の字の右側の旁(つくり)の中は「`」ではなく、横棒「-」になっています。

尺貫法における体積の単位「勺(しゃく)」は「`」ですが・・・。

 (注)1勺 = 1升の1/100 = 約18mL

 

ところで灼熱という言葉がありますが、こちらは柄杓と同様の旁です。

 

(灼熱の太陽の元、咲き誇るひまわり)

2023年6月27日 (火)

二人の万城目さん

万城目学さん と 万城目正さん。

 

万城目学(まきめまなぶ)さんは小説家で、「鴨川ホルモー」や「プリンセス・トヨトミ」などの作品で有名です。

一方、万城目正(まんじょうめただし)さんは「りんごの唄」、「東京キッド」や「この世の花」など、多数の歌を作曲しました。

 

同じ「万城目」なのに、読みは全く異なります。

本名もそれぞれ「まきめ」、「まんじょうめ」だそうです。

2023年6月21日 (水)

札幌と東京、日の入時刻が早いのは

6月21日は夏至です(2023年)。

太陽は東の空から上がり、西に沈むので、通常は西の方の地域ほど日の入は遅くなります。

ところで、東京は札幌より少し西側にありますが、6/21の日の入時刻は札幌より早いのです。

これは地球の自転軸が公転軸に対して約23.4度ほど傾いているためです。

北極点に近い緯度の高い地域に白夜があるのもこのためです。

都市 経度(東経) 6/21の日の入時刻
札幌 141.33 ° 19:16
東京 139.77 ° 18:59
大阪 135.52 ° 19:13
広島 132.47 ° 19:25
鹿児島 130.55 ° 19:25

 

ー> 各地の日の出・日の入時刻

2023年6月19日 (月)

城崎と城ケ崎

城崎は兵庫県豊岡市にある地名で、城崎温泉(きのさきおんせん)で有名です。

志賀直哉は怪我の湯治のためにここに滞在し、小説「城の崎にて」を書いています。 題名はなぜか「城の崎」で、「の」が入っています。

 

一方、城ヶ崎は静岡県伊東市にある観光名所「城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)」で知られています。

昔訪れたことがありますが、長さ48mの吊橋があります。

 

城崎と城ケ崎、 よく似た地名ですが、読み方は「きのさき」と「じょうがさき」で全く異なります。

2023年6月 4日 (日)

長野県高山村と岐阜県高山市

高山村は長野県の北東に位置する村。

面積 98km2、人口 約6千人。

先日、この村で将棋の名人戦第5局が行われ、藤井さんが名人位を獲得しました。

一方、高山市は岐阜県の北部(飛騨地方)に位置する市。

全国の市町村で、最も面積が広いことでも有名です。

面積 2,177km2、人口 約8万人。

 

全国には、このように同名の市町村が多く存在します。

 

ー> 紛らわしい市町村名: 府中市、北広島町/市

2023年5月29日 (月)

初子と初仔

初子(はつご)とは、初めて生まれた子で、「ういご」とも言われます。

人間以外の動物の場合は「初仔」とも書きます。

通常、初仔は繁殖牝馬(ひんば)が一番最初に産んだ仔馬のことを指すようです。

「仔」という字は、仔牛(子牛)などでもよく目にします。

 

写真の馬はポニー(pony)です。

仔馬ではありませんが、背の低い馬(肩までの高さが147cm以下)です。

2023年5月23日 (火)

G7広島サミット用の臨時標示板が山陽道に

G7広島サミットも終わりましたが、期間中の5/21(日)に広島市内の山陽道で臨時の標示板が設置されているのを見つけました。

走行車線両側のガードレールの外側に太陽光発電パネル付きの標示板が設置され、そこに走行規制などが表示されていました。

サミットも何とか無事に終了し、23日からは道路も平常の状態に戻ります。

2023年5月 4日 (木)

上空に虹を目撃: 環水平アークか?

昨日(5/3)の昼前、散歩中に虹が出ているのを目撃しました(広島市安佐南区)。

通常見る虹は山の稜線近くなど、地上に近い高度の低い所で見かけますが、今回は結構見上げるような高い位置にありました。

ネットでこのような虹について調べると、「環水平アーク」なる現象があることがわかりました。

・環水平アークは太陽の高さが高い時に見られる現象のため、太陽が高くのぼる季節にしか見られない。
・そのため、日本では3月~9月頃のお昼前後にしか見られないが、出ると視界に入りやすく目撃されやすい。

今回見たのは環水平アークかもしれません。

2023年5月 1日 (月)

稚内はなぜ「わっかない」と読む?

プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが日本三百名山全山人力踏破に挑んだ「グレートトラバース3」。

その旅の模様がNHKテレビで毎日15分で放映されていましたが、この旅最後の舞台は北海道・利尻岳(利尻山)。

稚咲内(わかさかない)の海岸から利尻水道を横断して利尻島へ。

「稚」は幼稚園の「稚」ですが、なぜ「わか」と読むのでしょうか。

そういえば、北海道最北端(日本最北端)の市である稚内(わっかない)もこの字「稚」を含み、同じような読み方です。

調べてみると、「稚」には訓読みで

 わかい、 いとけない

とあり、「わか」はもともとの読み方そのもののようです。

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