道路 ~ 門扉 ~ 玄関へと続くアプローチ中央のタイルに数年前から盛り上がりが発生した件、6月初めにも改修することとなっていましたが、住宅メーカへの質問に対する回答待ちの状態が続いていました。
昨日(6/9)漸く回答があり、色々と細かい点で当方見解との相違、疑問点がありましたが、これで一応了解する旨を先方に伝え、改修工事に向けて再び動き出すこととなりました。
以下、メーカへの質問事項と回答、当方見解・疑問点を列挙してみました。
1.タイルの盛り上がりは他ユーザでは1件も発生していないとのことであるが、
・本当か、御社の顧客で似たような例はないのか。
・我家でのみ発生したとすれば、大変貴重な事例となるが・・・。
[回答]
・当時の施工に不備・不良があったとの認識はしてない。
・目地の亀裂は様々な周囲、自然状況により発生する可能性がある。
[当方見解等]
・2年前から過去に例がないとの回答->今回、半月の検討で「過去に発生事例あり」に変化。
・今までの回答は何だったのか・・・(調査範囲は?)。
2.盛り上がりの原因は何か、またそのメカニズムは?
・温度あるいは水分による膨張以外に考えられる項目はあるか。
・施工時の残留応力が時間とともに徐々に解放される可能性は?
[回答]
・地震、道路振動等で長手方向に動き、圧迫の可能性があり。
・現場状況や周辺環境等の諸条件により原因は様々なので当社で評細なデータはない。
[当方見解等]
・地震は考えられるが、道路振動は我が家ではない可能性小 ∵前面道路の交通量は非常に少ない。
・定量的な検討なし。
・温度変化、湿度変化に対する言及なし。
・当方検討結果に対するコメントなし。
・2018/4/13以降の急激な盛り上がりに対する説明なし。
3.アプローチタイル下はバサモルで、コンクリートが打設されていない。
・当時の一般的な工法、御社標準ではコンクリート打設なしか。
2016年の外構業者による調査時に「タイル下のコンクリートの鉄筋の膨張かも」との発言あり、
コンクリート打設が当時も一般的だった可能性が・・・。
・現在はどうか(一般的工法、御社の標準工法)。
・バサモル上にタイルを置いただけの構造では水平方向は伸縮自由でいつ盛り上がってもおかしくない?
[回答]
・当時、環境状況工期・工賃等を考慮し多くはバサモルタル仕上げをしていた。
・現在は強固にする方法の下地コンクリート打設に。(現在はこれを標準採用)
[当方見解等]
・施工時に、工法による工賃、寿命などに対する説明があればよかったが・・・。
4.タイル、目地材の材質・温度特性・湿度特性を教えてほしい。
[回答]
・目地材については通常のモルタル。セメントと砂を1:3で混合。
・温度、湿度特性のデータについては持ち合わせていない。
[当方見解等]
・特性データがないのは信じられない。
・タイルに対する記述なし。
5.当初の施工ミスの可能性はないか。
・施工1年半後に当該部で亀裂発生している。
[回答]
・当時の施工に不備・不良があったとの認識はしていない。
・目地の亀裂は様々な周囲、自然状況により発生する可能性がある。
[当方見解等]
・亀裂部と今回の盛り上がりの関連について一言言及してほしかった。
6.上記補修直後にしばらくして再発したが補修ミスか。
[回答]
・補修後13年の発現なので補修ミスとの認識はない。
[当方見解等]
・補修後13年の発現ではなく、亀裂は補修後1~2年で再発している。
7.今回改修しても再発の可能性があるのでは?
・今回は不具合部のタイルを剥がし、その部分にはコンクリート打設とのことであるが・・。
[回答]
・当時のバサモルタル下地より強度を上げる為、今回の補修範囲はコンクリート下地にする。
・それにより盛り上がりの再発の可能性は低くなるが、目地及び周囲既存部に発生しないとは言い切れない。
[当方見解等]
・特になし
8.庭の樹木の根のタイル下への侵入に対する対策について
・今回はないようだが、通常は何か対策するのか。
・対策なしで、根の侵入でタイルの盛り上がりが発生した場合はユーザ責任か。
[回答]
・樹木の種類によって根の張り方は様々。施工時に根の張り方向や地表からの深さ具合をみて枯れない程度で根切りをする場合あり。
・アプローチ及び樹木の管理は所有者の方でお願いする。
[当方見解等]
・特になし
9.外構関係の保証期間は2年とのことであるが、
・今回の場合は通行時にケガをする可能性がある。
・リコール(無償修理)の対象にはならないのか。
[回答]
・住宅の外構工事そのものがリコール対象ではない。
[当方見解等]
・特になし
また、上記9項目に加えて下記追加質問(要望)しました。
10.タイルの盛り上がりは単なる経年変化ではなく、何らかの特別な要因があるものと考える。
・単なる経年劣化であれば、他のユーザでも同様の現象が発生していてもおかしくないが、そのような例はないとのこと。
・我が家に特有な条件が1つあるいは2つ以上重なってこのような現象が起こっているものと考えられる。
例えば、当初の施工ミス(不適切な工法・材料の使用、作業員のスキル不足など)、特殊な土壌等々。
・御社の外構専門家に状況を実際にご覧いただき、何が真の原因なのか究明してほしい。
[回答]
・事前に経験豊富な施工担当者で確認済ゆえ、新たに調査をする事は考えていない。
[当方見解等]
・2016年、2018年に事前確認した担当者が原因不明とのことだったので、セカンドオピニオンを求めたかったのだが・・。
道路 ~ 門扉 ~ 玄関へと続くアプローチ中央のタイルに数年前から盛り上がりが発生した件、5月中旬(5/14)改修に向けての最終確認を業者とともに実施、6月初めにも改修することとなっていましたが、現在足踏み状態です。
今までは、当初施工した住宅メーカ(セキスイハイム)グループのリフォーム会社(セキスイファミエス)と色々やり取りしてきましたが、満足のいく回答が得られないことが多く、数多くの疑問点が残ったままです。
そこで、改修前にこれらの疑問点について当初施工した住宅メーカに直接尋ねてみることにしました。
5/23と24の両日、質問事項等をまとめて送付しましたが、本日(6/7)になっても全く連絡がありません(途中催促の連絡も入れましたが)。
中国地方も梅雨入りし、今のままでは通行に支障をきたすので1日も早く改修してほしい旨、リフォーム会社に連絡しましたが、住宅メーカからの見解が示されなければ工事はできないと・・・。
明日(6/8)何らかの回答をもらうこととしました。
道路 ~ 門扉 ~ 玄関へと続くアプローチ中央のタイルに数年前から盛り上がりが発生した件、このままでは歩行に支障をきたすので来月にも改修することにしました。
今までは、当初施工した住宅メーカ(セキスイハイム)グループのリフォーム会社(セキスイファミエス)と色々やり取りしてきましたが、満足のいく回答得られないことが多く、数多くの疑問点が残ったままです。
そこで、下記疑問点について当初施工した住宅メーカに直接尋ねてみることにしました。
1.タイルの盛り上がりは他ユーザでは1件も発生していないとのことであるが、
・本当か、御社の顧客で似たような例はないのか。
・我家でのみ発生したとすれば、大変貴重な事例となるが・・・。
2.盛り上がりの原因は何か、またそのメカニズムは?
・温度あるいは水分による膨張以外に考えられる項目はあるか。
・施工時の残留応力が時間とともに徐々に解放される可能性は?
3.アプローチタイル下はバサモルで、コンクリートが打設されていない。
・当時の一般的な工法、御社標準ではコンクリート打設なしか。
2016年の外構業者による調査時に「タイル下のコンクリートの鉄筋の膨張かも」との発言あり、
コンクリート打設が当時も一般的だった可能性が・・・。
・現在はどうか(一般的工法、御社の標準工法)。
・バサモル上にタイルを置いただけの構造では水平方向は伸縮自由でいつ盛り上がってもおかしくない?
4.タイル、目地材の材質・温度特性・湿度特性を教えてほしい。
5.当初の施工ミスの可能性はないか。
・施工1年半後に当該部で亀裂発生している。
6.上記補修直後にしばらくして再発したが補修ミスか。
7.今回改修しても再発の可能性があるのでは?
・今回は不具合部のタイルを剥がし、その部分にはコンクリート打設とのことであるが・・。
8.庭の樹木の根のタイル下への侵入に対する対策について
・今回はないようだが、通常は何か対策するのか。
・対策なしで、根の侵入でタイルの盛り上がりが発生した場合はユーザ責任か。
9.外構関係の保証期間は2年とのことであるが、
・今回の場合は通行時にケガをする可能性がある。
・リコール(無償修理)の対象にはならないのか。
先日(5/15)に続き、建物東壁の残りの部分と西壁、北側の藻が付いている個所についてブラシできれいにしました(5/16~17)。
●東壁:洗浄前と後
●西壁:洗浄前と後
●北壁:洗浄前と後
北側は最も条件が悪く、壁の高い部分にまで藻が付いていますが、今回は手の届く範囲だけとしました。
凹凸のある外壁で、溝の部分の藻が完全には取り切れていませんが、全体的にほぼ満足できる仕上がりです。
南側は日あたりがいいので藻はついていません。
今回の洗車ブラシによる洗浄で、どの程度の期間きれいな状態が続くか・・・・・。
道路 ~ 門扉 ~ 玄関へと続くアプローチ中央のタイルに数年前から盛り上がりが発生した件、先日(5/14)改修に向けての最終確認を業者とともに実施、来月にも改修することとなりました。
しかし、業者は最後まで原因不明との立場で、当方から提出したタイルなどの膨張による盛り上がり計算式に対する見解も聞くことができませんでした。
ここに私見をまとめて一区切りを付けたいと思います。
1.アプローチのほぼ中央部分にタイルの盛り上がり発生(緑の人工芝の部分)
2.考えられる原因
(1)施工時の残留応力
(2)施工後のタイル、目地材の温度による膨張
(3)施工後のタイル、目地材の湿度(水分)による膨張
アプローチの両端は門扉を支える門柱・ブロック塀と玄関ポーチの階段であり、ここでタイルの水平方向の変位は拘束されていると考えられます。
各タイルのひずみがアプローチ全長のほぼ中央で一気に盛り上がりとなって現れたと考えられます。 特に中央部左側(赤の太線)の部分は青色で示すように門柱と玄関ポーチ階段で完全に長手方向の動きが規制されており、このため先ずここが盛り上がりました。
4/12の調査時にこの部分のタイルを剥がしたことにより、その後の降雨で雨水が右側タイル下にも大量に侵入し、これによりアプローチ中央部右側が一気に盛り上がりました。
勿論、温度・湿度による収縮もありますが、膨張によってわずかに盛り上がったものが収縮時に完全に元に戻らず(不可逆性)、この繰り返しによって徐々に盛り上がりが大きくなったものと推察されます。
盛り上がり高さが10~14mmにも達しましたが、タイルの熱膨張係数と10℃程度の温度上昇でも十分説明できることを示しました。
湿度(水分)による乾燥・湿潤の繰返しを原因とする変化も検討したかったのですが、今回はそこまで手が回りませんでした。
ー> アプローチタイルの盛り上がり:今までの経緯と対策(施工~2018/4初旬)
ー>アプローチタイルの盛り上がりの経緯(2018/4初旬以降)
ー> アプローチタイルの盛り上がり量の計算例(3)