ひょうたん島は広島県/愛媛県の両県に跨る
随分昔、観賞用にひょうたんを栽培したことがありますが、最近はもっぱら食用のヒョウタン南瓜を育てています。
ところで、瀬戸内海に浮かぶひょうたん島はかつては黒島とも呼ばれていた周囲約700mの小さな無人島です。
1964年からNHKで放送開始した人形劇「ひょっこりひょうたん島」(井上ひさし原作)のモデルの1つとされていますが、この小さな島は何と広島県と愛媛県の県境に位置しています。
島の中央に県境があり、北側が広島県尾道市、南側が愛媛県今治市です。
どうしてこのようなことになったのでしょうか。
民話などによると、この周辺は良質な漁場であったため古くから周辺住民間の紛争が絶えず、妥協の産物として島の中央で分割したと伝えられているとのこと。
以前、大久野島(広島県竹原市)に出かけたときに、島のほぼ中央にある標高100m程の展望台からひょうたん島を眺めた記憶があります。
竹原市の忠海港から大久野島へ渡る船内からも見えるようです。
「ひょっこりひょうたん島」のモデルとしては、岩手県大槌町の蓬莱島もその1つとされていて、島は町のシンボルにもなっているそうです。
写真は家庭菜園で栽培している、ヒョウタンの形をした南瓜(ヒョウタンカボチャ)です(2018年撮影)。