広島平和記念公園内にある湯川秀樹博士の歌碑
広島平和記念公園南側の平和大通り(100m道路)沿いにある平和の像「若葉」。
この像は、二度と戦争の惨禍を繰り返さないよう平和への決意を込めた、広島県出身の圓鍔勝三(えんつば かつぞう)氏の作品です。
記念碑の台座には、湯川秀樹博士の和歌:
「まがつびよ ふたたびここにくるなかれ 平和をいのる人のみぞここは」
が刻まれています。
「まがつび」(=まがつひ、禍津日)とは、日本神話に登場する神で災いを司る神とされています。
昭和24年に日本人初のノーベル賞(物理学)を受賞した湯川秀樹博士の1首です。
湯川博士は物理学の研究のみならず、反核平和・核兵器禁止を心から願い、日本国内外で核兵器廃絶運動にも力を注がれました。