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2022年3月

2022年3月12日 (土)

ピアノ設置のために住宅の床補強は必要か: 根拠となる法律

最近の一戸建て住宅でピアノを置く場合、床などの補強は必要ないとされているようですが、その根拠とされるのは建築基準法施行令第85条で規定される積載荷重です。

この法律は1981年に改正されていますが、それ以前も積載荷重の数値は同じようです。

第85条第1項において、

・建築物の各部の積載荷重は、当該建築物の実況に応じて計算しなければならない。
 ただし、次の表に掲げる室の床の積載荷重については、それぞれ下記に定める数値に床面積を乗じて計算することができる。

 ・住宅の居室、住宅以外の建築物における寝室又は病室では 1,800N/m2
 ・
 ・

1N(ニュートン) =1/9.80665kgf(キログラム重)≒ 0.102kgf ≒ 0.1kgf 故、

住宅居室の耐荷重は約180kg/m2となります。

このように、住宅の居室では床の耐荷重は約180kg/m2と定められて、面積が2m2なら360kg、3m2なら540kgの荷重に耐えられることから、上記のようなピアノの重さに対しては問題ないという考え方です。

とはいえ、心配な場合は住宅メーカなどともよく相談される方がいいかもしれません。

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2022年3月10日 (木)

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と黄瀬川

先日(2022/3/6)の大河ドラマは富士川の合戦。

富士川の西岸に陣を構えた平家軍は、水鳥の飛び立つ音を奇襲と勘違いして撤退したと伝わっています。

戦いの翌日、源頼朝は黄瀬川本陣に戻り、奥州から駆けつけた義経と対面します。

黄瀬川は静岡県御殿場市に源を発する一級河川で、沼津市と清水町の境で狩野川と合流して駿河湾に注いでいます。

写真は裾野市内を流れる黄瀬川にかかる五竜の滝と、清水町の柿田川湧水です(いずれも、以前訪れたときに撮影したもの)

柿田川は全長は約1.2kmで 、日本で最も短い一級河川で狩野川に合流しています。

● 五竜の滝

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● 柿田川湧水

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2022年3月 8日 (火)

「朳」は「えぶり」と読む

きへん(木偏)に「八」の字からなる「朳」。

NHK BSで放送されている「グレートトラバース3」で先日、新潟県関川村の朳差岳(えぶりさしだけ、標高 1636m)が出てきました。

「朳」という漢字は「えぶり」と読むようです。 初めて見ました。

「えぶり(朳、柄振)」は、土塊を砕いてならしたり,穀物の実などをかき集めたりするのに用いる農具とのこと、これを担いだ人の姿をした雪形が田植えの頃に現れることが朳差岳の名の由来とされているようです。

2022年3月 6日 (日)

ピアノ設置のために住宅の床補強は必要か

昔はピアノを設置する場合には住宅の床補強が必要とよく言われていたようです。

最近の住宅ではどうでしょうか。

ちょっと気になったので調べてみました。

 

ピアノには大きく2種類があり、それぞれ概略の大きさは次のようになっています。

 ・アップライトピアノ: 間口=150cm、奥行き=60cm、高さ=120cm

 ・グランドピアノ:   間口=150cm、奥行き=160~220cm、高さ=100cm

重量は

 ・アップライトピアノ: 重量=200~270kg

 ・グランドピアノ:   重量=250~400kg

で、グランドピアノは大きさにより重量が大きく変動します。

 

最近の一戸建て住宅でピアノを置く場合、床などの補強は必要ないとされているようですが、できれば補強する方がいいとする意見も散見されます。

その根拠として、建築基準法では床の耐荷重は180kg/m2(住宅用途の長期積載荷重の最低基準)と定められていて、面積が2m2なら360kg、3m2なら540kgの荷重に耐えられることから、上記のようなピアノの重さに対しては問題ないという主張です。

また、人間の体重を80kgとすると、3人で240㎏、5人で400kgとなり、部屋に数人が入って床が抜けるようではそもそも住宅とは言えません。

更に、高さ180cm近い本棚や食器棚に物が一杯詰まったものの方が、アップライトピアノよりは重いと思われますが、特に問題は起きていません。

ただ、長年にわたる家の歪みの集積や地震等のことを考えると、ピアノを置く床は重さの影響をダイレクトに受けるので、住宅メーカなどにも相談してできれば補強しておいた方が無難かもしれません。

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2022年3月 4日 (金)

広島ビッグアーチの梅 2022

先月末、久しぶりに広島ビッグアーチ(広島広域公園)出かけました。

園内の梅園の梅の花が大分開いていました。

昨年より開花が遅いように感じられますが、季節は着実に春に模様替えしているようです。

改修が行われている補助競技場も間もなく工事終了で、鮮やかなトラックの色が印象的でした。

 

ー> 広島ビッグアーチの梅 2021

2022年3月 2日 (水)

広島市安佐南区のゴールドポストを見てきました(侍ジャパン・柳田悠岐選手)

先日、広島市安佐南区のAシティプラザ(フレスタの入っている建物)前に設置されているゴールドポストを見てきました。

先の東京オリンピックで、野球日本代表「侍ジャパン」の一員として金メダルに輝いたプロ野球の柳田悠岐選手の功績を称えて、2022年1月26日に地元に設置されたばかりのものです。

柳田選手の通った広島市立大塚小学校は、このポストから北西方向に約400mのところにあります。

ゴールドポストは内閣官房内の事務局が、日本郵便と協力して東京2020大会で金メダルを獲得した選手等にゆかりある地域の郵便ポストを金色に塗り替えることにより、選手等の栄光を称えるとともに、選手等を輩出した地域を盛り上げるプロジェクトとして推進しており、2022年2月18日現在、全国で73箇所に設置されているそうです。

柳田選手は54番目です。

 

 ー> ゴールドポストプロジェクト(首相官邸HP)

フォトアルバム 2

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