お隣さんとの境界線確認(4):境界確認書における基準点
我が家に隣接するお宅が引越しをされ、業者が隣地との境界線確定のための測量を実施して、先日「境界確認書」なる書類を持参されました。
境界点(KP5~KP7)には赤い丸印が付けられています。
確認書には境界点座標とともに、これらを測定するための基準点座標も記されています
・街区多角点には英数字など5桁程度の名前が付いていますが、ここでは省略。
・座標値も一部塗りつぶしてある。
これらの基準点などが具体的にどの地点なのかを、示された座標値をもとに算出し、Yahoo!地図上にプロットしてみました。
記載の街区多角点は国土地理院の基準点成果等閲覧サービス(下記注参照)より位置を特定し、その他の基準点(補助点やTxx点)はこれを起点にX、Y座標値の差から位置を割り出しました。
基準点は道路上の角の点、敷地境界点などに設けられていることがわかります。
(注1)座標値について
・これらの座標は日本の平面直角座標系:Ⅲ系での値。
・座標系原点は東経132°10’、北緯36°の地点(隠岐の島の西約80㎞の海上)
・X軸は子午線方向で、真北に向かう値がプラス。
・Y軸はX軸に直交する方向で真東に向かう値がプラス。
・従って、左手系の座標系である。
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