ひまわりの種とフィボナッチ数列
ひまわりの種を見ると、らせん(螺旋)状に整然と並んでいます。
次の写真は8月1日のブログにあるひまわりの花の中心部を拡大したものですが、青のらせんや赤のらせんが確認できます。 その本数を数えてみると、それぞれ
・青のらせん: 34本
・赤のらせん: 55本
であることがわかります。
更に詳しく観察すると、21本や89本のらせんも確認できます。
21、34、55、89 などはいずれもフィボナッチ(Fibonacci)数列と呼ばれる数列:
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, ・・・
に含まれている数字(フィボナッチ数)です。
フィボナッチ数列は 0、1 で始まり、その後は前の2項の和となっている数列です。
0 + 1 = 1
1 + 1 = 2
1 + 2 = 3
2 + 3 = 5
3 + 5 = 8
5 + 8 = 13
8 + 13 = 21
13 + 21 = 34
21 + 34 = 55
34 + 55 = 89
・・・
フィボナッチ数は自然界に数多く現れることが知られていて、例えば、草花の花びらの数は3枚、5枚、8枚のものなどが多く見られます。
フィボナッチ数列に基づいて、ひまわりの種の配列をパソコンで描くことができます。
詳細は -> フィボナッチ数列(2): ひまわりの種の配列を描く を参照方。
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