浮出し迷路とは入口から出口に向かって、最短距離で通り抜け、通った道を塗潰すと絵が浮かび上がるものです。
下の例は2022年5月に朝日新聞に掲載された浮き出し迷路です。
現在、このような迷路の画像を元に自動的に答えを導き出す方法(アプリ)を検討中ですが、この例についてはうまくいったので紹介します。
今後、色々な迷路について更に確認を進めて、アプリの問題点を洗い出す予定です。
自動解法アプリでの処理結果です。
うまく処理できているように見えます。
一昨日(2021/7/3)、将棋の藤井聡太棋聖が史上最年少のタイトル初防衛を果たし、九段に昇段しました。
それにしても強いですね。
対局会場は沼津御用邸記念公園内の東附属邸第1学問所で、広さは22.5畳だそうです。
沼津御用邸記念公園は、明治から昭和中期(1893-1969年)まであった沼津御用邸を都市公園として一般公開し、市民の文化・教養活動の拠点として親しまれています。
西附属邸、東附属邸学問所、歴史民俗資料館、翠松亭(茶室)などがあり、どなたでも利用できます(但し、有料)。
因みに第1学問所の利用料は、施設のHPのよれば時間帯にもよりますが、1時間あたり900円程度です。
数年前に伊豆半島を旅した時に、沼津御用邸前を通ったことがあります。
尚、現存する御用邸は那須(栃木県)、葉山(神奈川県)、須崎(静岡県)の3邸です。
-> 沼津御用邸記念公園HP
けん玉の皿の曲率半径は玉の半径より若干小さくなっていて、玉を皿に載せた状態では玉は皿の縁に接触し、下部中央にすきまが生じるようになっています。
けん玉の詳細仕様が不明なため定かではありませんが、手元にあるけん玉を見るとそのようになっているようです。
皿の縁は衝撃による欠けを防止するために丸みが付いています。
手元にあるけん玉を例に、玉を大皿に載せたときのすきま(c)について調べてみました。
玉の直径(2R)=60mm、皿の直径(d)=38mm、皿の深さ(h)=7mm として、
c = h - [R - sqrt{R*R - (d/2)*(d/2)}]
= 7 - [30 - sqrt{30*30 - 19*19}]
= 7 - [30 - 23.216]
= 0.216 mm
なお、皿の曲率半径(r)は、
r*r = (r - h)*(r - h) + (d/2)*(d/2)
より、
r = [h*h + (d/2)*(d/2)]/(2h)
= 29.29 mm
となりました。
競技用けん玉の玉の直径は60mmです(円周は約188.5mm)。
玉と言えば、野球やサッカーなどの球技のボールの大きさはどうなっているのでしょうか。
少し調べてみました。
硬式野球のボール(NPB公式球)の大きさは、日本の公認野球規則によれば、円周22.9-23.5cmとなぜか直径でなく円周で定められています。 重量は141.7-148.8g です。
よく日米でボールの大きさが問題になりますが、それはNPB公式球が規則に定められた大きさ・重さのほぼ下限であるのに対し、MLB公式球はほぼ上限であるためです。
(注)日本の公認野球規則は基本的にMLBの野球規則「Official Baseball Rules」を翻訳したもの。
ところで、けん玉の玉の大きさは直径で規定されているのに対して、野球のボールの大きさは直径ではなく、円周で規定されています。
サッカーやバスケットボール、バレーボールなどのボールも円周で規定されているようです。
どうしてでしょうか。
球や円筒の直径を測るには、ノギスやマイクロメータなどの道具が必要ですが、円周は糸と物差しがあれば容易にわかります。
それとも製造方法の問題なのでしょうか。
けん玉の玉は木工旋盤で容易に所望の直径に加工できますが、野球のボールなどは幾種もの材料を巻き付けて製作するようです。
玉(ボール)の大きさの規定方法の相違は測定方法、製造方法、それとも何か別の原因があるのでしょうか。
公益社団法人「日本けん玉協会」という組織があり、けん玉の伝承・普及に取り組んでいます。
けん玉協会では各種大会を開催するとともに、級・段位の認定会を行っています。
これらの大会や認定会では、協会認定のけん玉(認定けん玉、競技用けん玉、F16-2型)の使用が義務付けられていて、元々は認定けん玉であっても再加工したものは使用できないとしています。
ところで、認定けん玉というからには各部の大きさ、重量などが細かく規定されていると思われますが、先日、けん玉協会にけん玉の規格について問い合わせたところ、下記回答がありました。
・サイズ等の公表はしていない。
・製造メーカとの契約事項等になる。
そこで、メーカ(山形工房)にも問い合わせたところ、下記回答がありました。
・大きさについては0.1mm単位で規格がある。
玉の直径:60mm、 横幅(大皿~小皿間):70mm、 全長(けん+玉):180mm
・重さについては自然木を使用しているので制限がない。
・他の細かい規定については開示可能範囲の件もあり、当方では対応できない。
例えば、重さについてはネット上のあるサイトで、実測値として
・玉の重さ:63g~84g、 けんの重さ:61~71g
の幅があったと記しています。
当方が所有している写真のけん玉(認定けん玉ではないが、廿日市市木材利用センターで購入)は、
・玉の重さ:75g、 けんの重さ:70g
で、認定シールは貼られていませんが、認定けん玉と大差ないようです。
規格値の詳細が公表されていないこと、重さについては全く規定がないことには驚きです。
広島県廿日市市は古くから木材の集積地として栄え、明治初期頃にはろくろ細工による木工玩具の製造も行われていました。
1977年以降、競技用けん玉が流行し、廿日市市では全国生産高の約50%に相当する年間30万個を生産していた時期もありました。
当時は6軒以上の工場があり、海外に輸出もしていたそうですが、徐々に廃業が続き、1998年には最後の1社も生産を中止しました。
その後、関係者の努力により、廿日市木材利用センターでけん玉の製造が復活しました。
また最近では、玩具・スポーツ用品としてだけではなく、美術品(オブジェ)としてのけん玉を製造するメーカも市内に現れています(イワタ木工さん等)。
写真は廿日市の「はつかいち文化ホールさくらぴあ」ロビーに展示されている大けん玉と木材利用センター。
(廿日市市発行の各種資料を参考にしました。 また右側写真はGoogle Mapから借用。)
© EDION Corporation |