けん玉の不思議(3): 競技用けん玉(認定けん玉)の規格
公益社団法人「日本けん玉協会」という組織があり、けん玉の伝承・普及に取り組んでいます。
けん玉協会では各種大会を開催するとともに、級・段位の認定会を行っています。
これらの大会や認定会では、協会認定のけん玉(認定けん玉、競技用けん玉、F16-2型)の使用が義務付けられていて、元々は認定けん玉であっても再加工したものは使用できないとしています。
ところで、認定けん玉というからには各部の大きさ、重量などが細かく規定されていると思われますが、先日、けん玉協会にけん玉の規格について問い合わせたところ、下記回答がありました。
・サイズ等の公表はしていない。
・製造メーカとの契約事項等になる。
そこで、メーカ(山形工房)にも問い合わせたところ、下記回答がありました。
・大きさについては0.1mm単位で規格がある。
玉の直径:60mm、 横幅(大皿~小皿間):70mm、 全長(けん+玉):180mm
・重さについては自然木を使用しているので制限がない。
・他の細かい規定については開示可能範囲の件もあり、当方では対応できない。
例えば、重さについてはネット上のあるサイトで、実測値として
・玉の重さ:63g~84g、 けんの重さ:61~71g
の幅があったと記しています。
当方が所有している写真のけん玉(認定けん玉ではないが、廿日市市木材利用センターで購入)は、
・玉の重さ:75g、 けんの重さ:70g
で、認定シールは貼られていませんが、認定けん玉と大差ないようです。
規格値の詳細が公表されていないこと、重さについては全く規定がないことには驚きです。
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