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2018年10月 5日 (金)

新旧地形図の比較(2014年8月広島豪雨)

今年は大雨、台風、地震と災害の極端に多い年となっています。

以前、地震による地盤の液状化について調べてみましたが、そこでは昔の地形図と宅地造成後の現在の地形図を比較し、液状化の問題を考えてみました。

ここでは、2014年8月に発生した広島豪雨について少し書き記してみました。

写真は災害現場の一つ、広島市安佐南区緑井地区・八木地区の現在の様子(YAHOO!地図)ですが、随所に砂防ダムが建設されていることがわかります。

右中央に茶色の屋根の家が20戸近く並んでいますが、これがよくニュースに出てきた県営緑丘住宅です。

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この地区の昔の地形図と現在(災害発生直前)の地形図を並べて下に示しています。

左がS44年(1969年)頃です。

右側の現在の地形図の上に赤線で示したものは左の旧地形図から抽出した標高100m、70m、60m、50m、40mの昔の等高線です。

この図ではわかりにくいですが、地形(等高線形状)にはあまり変化がなく、単純に斜面を整地して宅地化しているように見えます。

背後の権現山(標高397m)、阿武山(同586m)の扇状地に造成された住宅地に向けて大量の土石流が流入し、4年前の大惨事となりました。

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