LED照明の明るさは定格光束で?
LED照明のカタログを眺めていると、メーカ各社で明るさの表現が異なっているのがわかります。
明るさとはLED照明器具から放出される初光束のことで、単位はルーメン(lm、lumen)ですが、
・HITACHI: 定格光束
・TOSHIBA: 器具光束
・Panasonic: 全光束
と言い方が異なります。
あるメーカでは資料によって上記の3種の言い方が混在していました。
色々調べてみると、
・全光束:
光源から360度すべての方向に放出する光量で、照明器具の明るさを表す。
・器具光束:
光源から放たれた光の一部は天井に放射されるなど、全光束すべてが照明として使われるわけではない。
実際の使用時に近い状態で測定した明るさが器具光束である。
・定格光束:
LED照明器具から放出される初光束(使い始めの頃の光束)のことで、器具光束に相当。
との説明を見つけました。
これによれば、
定格光束 ≒ 器具光束 < 全光束
ということになりますが・・・。
下の写真は2016年9月に洗面所に取り付けたTOSHIBA製LED照明で、器具光束は3,699lm、消費電力は34Wです。
ところで、最近の同等品は同じ3,699lmで消費電力は28.3Wと、省エネ性能が一段と向上しています。
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