冷蔵庫の消費電力量の不思議
購入後 約8年経過の冷蔵庫(容積 407L)。 消費電力量は170kWh/年(カタログ記載値)。
冷凍室の温度が-5度程度にしか下がらなくなり、急きょ買い換えに近くの電気屋さんへ。
店内には最新の冷蔵庫が並んでいましたが、容積 426LのT社製で年間消費電力量が280kWh、10年前のものの1/2~1/3の消費電力(電気代)になっているとの掲示がありました。
おかしい。 掲示の数値でいくと、10年前は600kWh程度の消費電力量であったことになりますが、我が家の冷蔵庫は170kWh で話が合いません。
調べてみると、2006年に JIS C9801が改訂され、消費電力量の算定基準が変更になっていることが分かりました。
1990年中ごろから種々の改良で省エネ化が進みましたが、一方で結露防止、自動製氷など新機能が次々と加わり、実際に家庭環境で使用した場合の消費電力は以前と大差ないにも関わらず、カタログなどでは1/2~1/4程度との誇大表示が横行していたようです。
漸く2006年になって、実際の家庭での使用条件に近い状態での測定法に変更になり、現在に至っています。
この問題の詳細はWikipedia にあり。 -> 冷蔵庫(Wikipedia)
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