君死にたまふこと忽れ
昨夜、NHKテレビ「歴史秘話ヒストリア」で与謝野晶子&鉄幹の夫婦愛を取り上げていました。
その中で、晶子が日露戦争に従軍していた弟を嘆いて歌った「君死にたまふこと忽(なか)れ」が紹介されていました。
「忽(なか)れ」は、忽那汐里(くつなしおり)さんや忽那諸島の「忽」ですが、「してはいけない」、「するな」の意の「なかれ」に対しては、今では「勿れ」が使われることが多いようです。
「忽」の字は、忽然(こつぜん)、忽ち(たちまち)といった使い方をされますが、「忽(こつ)」は数の単位としては10万分の1を意味します。
分: 10分の1
厘: 100分の1
毛: 1000分の1
糸: 10000分の1
忽: 100000分の1
微: 1000000分の1
(注)○割○分○厘の分は100分の1で上記と異なります。
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