フォトアルバムの画像変換ソフト
フォトアルバムに格納されている多くの写真(画像)について、
・色調変換
・幾何変換
・鮮鋭化、エッジ検出
・離散コサイン変換(DCT)
を行い、その結果を表示します。
「フォトアルバムの写真加工」でも ネガ反転、モノクロ化などが可能ですが、ここでは更に色々な変換処理を追加しています。
各処理の内容については下に簡単な説明を記していますが、詳細についてはMy HomePage 内の
-> 画像処理
を参照してください。
各処理の概要:
・色調変換
・2値化」: 設定された「しきい値」(境界値)以下のピクセルは完全な黒、それ以上のピクセルは完全な白になる。
・明るく(濃度変換): 全体に明るくするが、RGBの各値が設定された「しきい値」以上のピクセルについては最大値(255)とする。
・暗く(濃度変換): 全体に暗くするが、RGBの各値が設定された「しきい値」以下のピクセルについては最小値(0)とする。
・半透明化: アルファ値(不透明度)を変える。値が小さいほど透明で、0で完全透明、255で完全不透明。
・セピア色: セピア(sepia)とは元々はイカ墨のこと。
・ジオラマ風: 画像の周囲、左右または上下をぼかす。
・幾何変換
・台形画像: 左の画像を台形の中に納める。
・任意4辺形画像: 指定された4点で囲まれた凸4辺形に変換する。
・魚眼画像: 魚眼レンズを装着したカメラで超広角撮影したような画像に変換する。
・円形画像: 左の画像を円形の中に納める。
・立方体へ貼り付け: 立方体の3側面に画像を貼り付ける(それぞれはアフィン変換)。
・円筒側面へ貼り付け: 円筒の側面に画像を貼り付ける。
・ワープ: 左の画像の中央を中心に、反時計まわりにねじる。
・鮮鋭化、エッジ検出
・鮮鋭化: ぼやけた輪郭を鮮明にする<元画像の2次微分であるラプラシアンフィルタ使用>。
・エッジ検出: 画像中に表示された物体の輪郭や線を検出する。
(1) 差分によるエッジ検出: 水平,垂直方向の1次微分である差分値による。
(2) Roberts(ロバーツ)のエッジ検出: 斜め±45度方向の差分値による。
(3) Prewitt(プレウィット)のエッジ検出: 水平,垂直方向の差分をとる画素数を増やし、
さらに平滑化を高めたもの。
(4) Sobel(ソーベル)のエッジ検出: Prewittの方法に若干修正を加えたもの。
・エンボス効果: 斜め45度方向の差分値に適当な定数を加えて、斜めから光を当てたような
浮き彫り効果を得るもの。
・離散コサイン変換(DCT)
画像の圧縮に使用されるもの。
・カラー画像のまま、RGBの各成分毎にDCT->高周波カット―>IDCT
・カラー画像をモノクロ画像に変換後、DCT->高周波カット―>IDCT(結果もモノクロ)
・カラー画像(RGB)をYIQ信号に変換後、YIQの各成分毎にDCT->高周波カット―>IDCT―>RGBに復元
・その他
・「変換後画像入力」を選択すると、変換後の画像に対して更に別の変換を行うことができる。
・変換前または変換後の画像をクリックすると、拡大表示ができる。