正時は「しょうじ」
5時ちょうど、6時ちょうどなどのように、分・秒の端数のつかない時刻は「正時」と呼ばれます。
読み方は「しょうじ」で、「せいじ」ではありません。
そういえば、昼の12時は「正午(しょうご)」、年初めは「正月(しょうがつ)」です。
令和までの元号は約250ありますが、「正」の付く元号を調べてみると20個近くもあることがわかりました。
・正暦(しょうりゃく、990-995)
・正治(しょうじ、1199-1201)
・正嘉(しょうか、1257-1259)
・正元(しょうげん、1259-1260)
・正応(しょうおう、1288-1293)
・正安(しょうあん、1299-1302)
・正和(しょうわ、1312-1317)
・正中(しょうちゅう、1324-1326)
・正慶(しょうけい、1332-1333)
・正平(しょうへい、1347-1370)
・正長(しょうちょう、1428-1429)
・康正(こうしょう、1455-1457)
・寛正(かんしょう、1461-1466)
・文正(ぶんしょう、1466-1467)
・永正(えいしょう、1504-1521)
・天正(てんしょう、1573-1593)
・正保(しょうほう、1645-1648)
・正徳(しょうとく、1711-1716)
・大正(たいしょう、1912-1926)
等、すべて「しょう」と読まれています。
「読まれています」と書いたのは、明治以前の元号については読み方が明示されなかったようで、上記の読み方はあくまで一般的なものであり、絶対的なものではないためです。
また、年代が古いものは「正」の字が頭に来ていますが、1455年からの「康正」以降はしばらく後付けの元号が続き、その後は前に付いたり後に付いたりしています。
元号も含めて、時に関する単語では「しょう」と読むことが多いような気がします。
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