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2022年3月 6日 (日)

ピアノ設置のために住宅の床補強は必要か

昔はピアノを設置する場合には住宅の床補強が必要とよく言われていたようです。

最近の住宅ではどうでしょうか。

ちょっと気になったので調べてみました。

 

ピアノには大きく2種類があり、それぞれ概略の大きさは次のようになっています。

 ・アップライトピアノ: 間口=150cm、奥行き=60cm、高さ=120cm

 ・グランドピアノ:   間口=150cm、奥行き=160~220cm、高さ=100cm

重量は

 ・アップライトピアノ: 重量=200~270kg

 ・グランドピアノ:   重量=250~400kg

で、グランドピアノは大きさにより重量が大きく変動します。

 

最近の一戸建て住宅でピアノを置く場合、床などの補強は必要ないとされているようですが、できれば補強する方がいいとする意見も散見されます。

その根拠として、建築基準法では床の耐荷重は180kg/m2(住宅用途の長期積載荷重の最低基準)と定められていて、面積が2m2なら360kg、3m2なら540kgの荷重に耐えられることから、上記のようなピアノの重さに対しては問題ないという主張です。

また、人間の体重を80kgとすると、3人で240㎏、5人で400kgとなり、部屋に数人が入って床が抜けるようではそもそも住宅とは言えません。

更に、高さ180cm近い本棚や食器棚に物が一杯詰まったものの方が、アップライトピアノよりは重いと思われますが、特に問題は起きていません。

ただ、長年にわたる家の歪みの集積や地震等のことを考えると、ピアノを置く床は重さの影響をダイレクトに受けるので、住宅メーカなどにも相談してできれば補強しておいた方が無難かもしれません。

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