降水確率が0%から10%以下です?
降水確率は一定時間内に1mm以上の雨(または雪)が降る確率で、0%から100%まで10%刻みの値で発表されます(1%の位は四捨五入)。
先日、NHKラジオの天気予報で、次のような言い方をしていました。
中国地方5県(広島、山口、島根、鳥取、岡山)のそれぞれの降水確率(各々 0%または10%)を紹介した後に、これらを総括して
「中国地方では降水確率が 0%以上 10%以下となっています」
と。
降水確率10%とは5%以上15%未満ですから、「10%以下」という言い方は不適切ではないかと放送局に問い合わせました。
「中国地方では降水確率が 0%以上 15%未満となっています」
あるいは、
「中国地方では降水確率が 0%から 10%となっています」
とすべきではないかと・・・。
早速丁寧な回答が届きました。
・上記のような場合、「0%から10%になっています」と、全担当者で共有する。
・10%~50%でばらついている場合に、わかりやすさを優先して
「各地とも50%以下の降水確率になっています」とまとめてしまうこともある。
・「高いところで50%となっています」などと表現することもある。
確かに、言われてみると色々と難しい問題もありますが、降水確率はあくまで確率であり、そんなに厳密に考える必要はなく、視聴者に分かり易く伝えることが大切なんだと改めて感じました。
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