ZEH(ゼッチ)はゼロエネルギー住宅?
ZEH は Net Zero Energy House の略で、ゼロエネルギー住宅とも言われています。
住宅でのエネルギーが0ですから、住宅で使用する年間の全消費エネルギーの収支がゼロ(±0)である住宅のように思われます。
しかし、どうもそうではないようです。
国が考えるZEHでは年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)が対象で、建築設備に含まれない一般家電(テレビや冷蔵庫、洗濯機など)や調理で消費されるエネルギーは入っていません。
従って、ZEHと言われる住宅でも必ずしも全消費エネルギーを賄えている訳ではありません。
ZEHを実現し、更に家電や調理を含めた真のゼロエネルギー住宅を実現するためには、太陽光発電などの創エネに加えて、住宅の更なる断熱や省エネを合わせて考えなくてはなりません。
参考までに、我が家の2012年から昨年(2018年)末までの太陽光発電システムによる発電量と消費電力量を年毎に集計すると、下図のようになります。
2014年までは 消費量 > 発電量 でしたが、給湯設備を電気温水器からエコキュートに変更した翌2015年からは 消費量 < 発電量 となり、年間ベースでは消費電力量を若干上回る量を発電しています。
(注)2014年7月に給湯設備を電気温水器からエコキュートに変更した。
ー> 電気温水器からエコキュートへ(2014/7)
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