■新旧の地積測量図の例

 地積測量図は、地積すなわち土地の面積の測量結果を明らかにする法的な図面で、土地の登記の際に添付されます。

 地積測量図には地積だけではなく、土地の正確な形状や隣地との位置関係、境界標の位置、地積の求め方なども記載されています。

 最近、我が家に隣接する宅地の測量が行われ、業者からその測量結果が手渡されたのを機に、少し調べてみました。

 昔は宅地(多角形)を構成する各点を結ぶ3角形の辺長、高さから各部分の面積を算出し、それらを合計して宅地全体の面積を求めていましたが、平成17年の法改正以後は原則として世界測地系を使って各点のXY座標値を測定し、座標法により面積を計算する方式になっています。

 今回受け取った測量図も各点の座標値を記した形式でした。
 また、測量機器の進歩もあり、地積が昔の値より変化することが多いようです(不動産業者の話)。

● 昔の地積測量図における地積計算の例
   An = L12・H / 2
 fig50.jpg

● 最近の地積測量図における地積計算の例
   Sn = (Xn+1 - Xn-1)Yn
 fig51.jpg
多角形の面積を求める(Javascript版)
多角形の面積を求める:座標法の計算式
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