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~ 1日単位の日射量と実際の発電量の関係 (SHARP 太陽光発電) ~
広島市中心部から北西方向に約10km離れた 我が家(建物方位:南々西、屋根傾斜:28.8度)の2011年6月以降における1日単位の発電量と日射量との関係を紹介するページです。
経緯:
(注1) 全天日射量は広島地方気象台での1時間毎の値の合計であるが、欠測等で実際と異なることがある。
(注2) 月別温度損失係数に基づく理論発電量に対する実際の発電量の比。
(注3) 1 kWh = 3.6 MJ。
(注4) 1か月毎表示のとき、グラフ表示画面右上隅をクリックすると表示切替が可能。
日射量と実際/理論比 ->日射量と実際/理論比(日併記) ->通常表示
(注5) 2021/7/13~14は終日 広島地方気象台での日照時間・全天日射量の欠測あり、その間は値0として処理している。
また、この間の実際/理論比の値は意味がない(内部処理の関係で値が表示されるが)。
我が家では従来 M社製の太陽光発電システム(3.01kW)を使用していましたが、設置して約10年が経過し、一昨年あたりから発電量が眼に見えて低下したため、このたびSHARP製のシステム(5.365kW)に更新することにしました。
太陽光発電システムの発電量は設置場所の日射量にほぼ比例しますが、通常利用できる日射量データは気象官署やアメダス地点での値です。
ここでは広島地方気象台(広島市中区)での日々の全天日射量の観測データとそれに基づく理論発電量(予想発電量)に対して、我が家における実際の発電量を表形式およびグラフで示しています。
●理論発電量の計算式
(1)「理論発電量」は実際の日射量、建物の条件と下記損失から計算される予想発電量です。
・温度損失: 冬 10%、春/秋 15%、夏 20%
・パワーコンディショナ損失: 6%
・その他損失: 5%
(注4) 隣家 及び 東側屋根の影による発電低下は考慮していない。
(2)全天日射量から斜面日射量への変換は気象官署・アメダス801地点の日射量平年値(1961年~1990年の30年平均値)データベースにおける「広島」での値を元に行いました(斜面: 方位30度、傾斜角30度の面)。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
全天日射量(kWh/m2) | 2.28 | 2.84 | 3.72 | 4.71 | 5.43 | 5.08 | 5.20 | 5.36 | 3.88 | 3.36 | 2.52 | 2.13 |
斜面日射量(kWh/m2)
| 3.12 | 3.53 | 4.16 | 4.81 | 5.15 | 4.68 | 4.85 | 5.28 | 4.12 | 4.07 | 3.38 | 3.04 |
全天->斜面 変換係数
| 1.368 | 1.243 | 1.118 | 1.021 | 0.948 | 0.921 | 0.933 | 0.985 | 1.062 | 1.211 | 1.341 | 1.427 |
(注5) Erbsモデルによる斜面日射量に基づく理論発電量に切替可能。
(3)上記(1),(2)より、理論発電量(予想発電量)の計算式は下記のとおり。
理論発電量(kWh)=全天日射量(kWh/m2) x 上記変換係数 x パネル容量(kW)
x (1 - 温度損失) x (1 - パワコン損失) x (1 - その他損失)
(4)実際の発電量は日射量、理論発電量の変化にほぼ対応して上下しています。
(5)日射量データの取得場所(広島地方気象台)が発電場所(我が家)と約10km離れているため、日によっては実際の発電量が予想値とかなり異なることがあり得ます。
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