円周率 πの値を計算するアルゴリズムには種々のものがありますが、ここでは江戸時代の和算学者である建部賢弘(たけべかたひろ、1664-1739)の公式:円周率πの値を多数桁計算する(JavaScript版)
π2/9 = 1 + 12/(3・4) + 12・22/(3・4・5・6) + 12・22・32/(3・4・5・6・7・8) + …
に基づき、πの近似値を計算してみましょう。
π1 ≒ 3*√ [ 1 ] = 3
π2 ≒ 3*√ [ 1 + 12/(3・4) ] = 3.122498…
π3 ≒ 3*√ [ 1 + 12/(3・4) + 12・22/(3・4・5・6) ] = 3.138470…
π4 ≒ 3*√ [ 1 + 12/(3・4) + 12・22/(3・4・5・6) + 12・22・32/(3・4・5・6・7・8) ] = 3.141030…
更に計算する項数(n)を増やすことによって、次のように変化することが確認できます。
(注)この公式は2014/9/28付けの朝日新聞で初めて知りました。