回転楕円体の長半径(a)・短半径(b)から両方向の周の長さを求めるアプリを以前作成・紹介しました。
ここでは、逆に縦横両方向の周長が与えられた時に長半径(a)・短半径(b)を求めます。
周長の指示は以下のいずれかで行います。
(1)テキストボックスに直接数値を入力する。
・「計算&表示」ボタンで長半径(a)・短半径(b)を求めて結果を画面表示します。
・右の表にも結果が次々と登録されます。
(2)横軸(aL):長軸方向の周長、縦軸(bL):短軸方向の周長からなる座標平面上でマウスを移動させる。
・その点に対する長半径(a)・短半径(b)を求めて画面表示します。
・マウスクリックすると、右の表に結果が登録されます。
●楕円の式
・方程式
x2/a2 + y2/b2 = 1
・周長 ( a > b と仮定)
(1)長軸方向の周長 aL
厳密には第二種全楕円積分で表現できるが、ここでは次の方法による。
シュリニヴァーサ・アイヤンガー・ラマヌジャン(インドの数学者)の近似式:
aL ≒ π[3(a + b) - sqrt[(a + 3b)(3a + b)]]
(2)短軸方向の周長 bL
bL = 2πb
●ラグビーボールの大きさ(参考)
・縦方向の周長: 740 ~ 770 mm(上図ではx軸方向周長、aLに相当)
・横方向の周長: 580 ~ 620 mm(上図ではy軸方向周長、= 2πb)
・縦方向の直径: 280 ~ 300 mm(上図ではx軸方向直径、= 2a)
・重量(質量): 410 ~ 460 g
(注)
本アプリはラグビーW杯2019開催を機に、試合で使用されるラグビーボールの大きさ・形状について
知識を深めるために作成したものである。