アダムス方式による議員定数配分アプリ(機能拡張版)

■アダムス方式による議員定数配分アプリ (機能拡張版)
      ~2010年国勢調査 / 2014年10月推計の都道府県別人口データにも対応~

 選挙区の議員定数配分方式としてアダムス方式という言葉を最近よく耳にします。

 各選挙区の議員定数配分を人口比に基づいて行う方式の1つであるアダムス方式では下記のように定数配分を行います。
 (1)各選挙区の人口をある一定数 X で割り、商の小数点以下を切り上げてそれぞれの定数とする。
 (2)各選挙区の定数の合計が総議員定数と一致するように X の値を調整する。

 アダムス方式では切り上げ処理によって、各選挙区に定数1が最低限割り当てられます。

 ここでは、総定数と選挙区数、各選挙区の人口を変化させて、各選挙区の議員定数がどのように変わっていくかを目で確認してみましょう。
 (1)総定数は100~500、選挙区数は 3~50、各選挙区の人口は 0~20,000の範囲で変更できる。
 (2)各選挙区の人口の変更は次のいずれかで方法で可能。
    ・人口を示すバー上をクリックする。
    ・選挙区名(番号)をクリックし、入力ダイアログ上でキー入力する。
    ・全選挙区の人口データクリア、一括自動設定も可能。
      自動設定では ランダムに設定、直線的に漸減、1/xのグラフに沿って漸減、2010年国勢調査の都道府県別人口から選択。
      CSV形式を選択すると、外部ファイルからの copy & paste が可能。
 (3)2010年国勢調査の都道府県別/ブロック別人口データを設定できる(1000人単位の値を入力、2014年推計データも設定可)。
    ・都道府県別のとき、総議員定数は現行の衆院小選挙区の295にセットされる。
    ・ブロック別のとき、総議員定数は現行の衆院比例区の180にセットされる。
    ・都道府県別(参院)のとき、総議員定数は現行の参院選挙区の146にセットされる。
    処理結果として、各選挙区毎のアダムス方式による定数と現行定数、増減数が表示される。
 (4)「定数増減による比較」で増減数を指定すると、それに対する計算も行い、増減前との差も表示する。
 (5)「表 <-> X-Tグラフ」ボタンで、選挙区別定数表と変数Xに対する総定数(T)変化のグラフとの切替を行う。
     X-Tグラフの縦軸(T)左側をクリックすると、総議員定数を変更できる。

 人口比、人口比から計算される単純定数(小数点付き)、アダムス方式による定数が算出されて表示されます。

総議員定数:   選挙区数:  
     
 



X-Tグラフに関する補足説明
 ・最終的な値Xと総定数Tの近傍のX-Tの関係をグラフ表示する。
 ・マウスホイールで拡大縮小が可能。
 ・グラフの縦軸(T)左側をクリックすると、総議員定数を容易に変更できる。
 ・グラフ右上の「+」、「A」をクリックすると計算過程のX、Tの位置が表示される。
   「+」は順次表示、「A」は一括表示On/Off。
 ● 衆議院小選挙区 (定員 295、 47選挙区)
(1)アダムス方式に変更することによる各選挙区の定員増減
   「2010年都道府県別人口を設定」ボタンをクリックするとアダムス方式と現状の各選挙区定員と変動(増減)が表示されます。
   ・各選挙区の定員増減: 9増 9減
     東京:+3、 神奈川:+2、 愛知、埼玉、千葉、静岡:+1
     宮城、三重、熊本、鹿児島、滋賀、奈良、沖縄、青森、岩手:-1

(2)定数を6減し、更にアダムス方式に変更することによる各選挙区の定員増減
   「2010年都道府県別人口を設定」ボタンをクリックし、更に総議員定数295を289(6減)すると、
    6減時のアダムス方式と現状の各選挙区定員と変動(増減)が表示されます。
   ・各選挙区の定員増減: 7増 13減
     東京:+3、神奈川、愛知、埼玉、千葉:+1
     広島、新潟、宮城、三重、熊本、鹿児島、愛媛、長崎、滋賀、奈良、沖縄、青森、岩手:-1
 ● 衆議院比例区 (定員 180、 11ブロック)
(1)アダムス方式に変更することによる各選挙区(ブロック)の定員増減
   「2010年ブロック別人口を設定」ボタンをクリックするとアダムス方式と現状の各ブロック定員と変動(増減)が表示されます。
   ・各ブロックの定員増減: 2増 2減
     南関東、東京都:+1
     東北、九州:-1

(2)定数を4減し、更にアダムス方式に変更することによる各選挙区(ブロック)の定員増減
   「2010年ブロック別人口を設定」ボタンをクリックし、更に総議員定数180を176(4減)すると、
    4減時のアダムス方式と現状の各ブロック定員と変動(増減)が表示されます。
   ・各ブロックの定員増減: 1増 5減
     東京都:+1
     東北、北関東、東海、近畿、九州:-1
 ● 参議院選挙区 (定員 146、 45選挙区)
 鳥取県と島根県、徳島県と高知県はそれぞれ2県を合わせた区域が1つの選挙区となります(合区)。

(1)アダムス方式に変更することによる各選挙区の定員増減
   「2010年都道府県別人口を設定(参院)」ボタンをクリックするとアダムス方式と現状の各選挙区定員と変動(増減)が表示されます。
   ・各選挙区の定員増減: 9増 9減
     東京、神奈川、大阪、埼玉、千葉、新潟、宮城、長野、岐阜:+1
     福岡、茨城、広島、京都、和歌山、香川、山梨、佐賀、福井:-1

(2)定数を仮に4減し、更にアダムス方式に変更することによる各選挙区の定員増減
   「2010年都道府県別人口を設定(参院)」ボタンをクリックし、更に総議員定数146を142(4減)すると、
    4減時のアダムス方式と現状の各選挙区定員と変動(増減)が表示されます。
   ・各選挙区の定員増減: 6増 10減
     東京、神奈川、大阪、埼玉、新潟、宮城:+1
     愛知、福岡、茨城、広島、京都、和歌山、香川、山梨、佐賀、福井:-1


(注1)複数の選挙区の人口が同じときなど、定数配分ができないことがある。
     この場合は、追加のルールが必要となる(例えば、有権者数を加味する等)。
(注2)アダムス方式で計算された各議員定数上にマウスを移動させると、小数点以下を切り上げる前の生の値が表示される。
(注3)衆議院議員、参議院議員の総定数は2016年5月1日現在の値である。
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