高額療養費制度は、医療機関や薬局で支払った額が、ひと月(1日から月末まで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
この制度は、個人単位ではなく、「世帯合算」という軽減策が設けられています。
ひとりが支払った額が上限額を超えない場合でも、同一世帯の他の人の受診額についても自己負担額を1か月単位で合算して、その合算額が一定額を超えたときは、超えた分を高額療養費として支給されます。
上記の内容については、厚生労働省保険局の資料(ネットで閲覧可能)に記載されています。
各医療保険制度のパンフには詳しいことが載っていないことがあるかもしれませんので、留意が必要です。
]]>
先日、広島市内の病院に出かけました。
院内を歩いていると、「MRI室」なる看板がかかった部屋がありました。
MRIは
Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴映像法 or 核磁気共鳴画像法
の略で、大きな磁石による“ 強い磁場”とFMラジオに使われているような“電波”を使って画像を得ます。
そのため、MRIは放射線による被ばくがなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができるとされています。
MRI室のドアには「MR室に入室する際の注意事項」のようなものが貼られていたのですが、なぜかこちらは「MRI室」ではなく、「MR室」とありました。
どうしてでしょう?
何か意味があるのでしょうか。
ところで、体の断層画像を撮影する装置にはMRI以外にもCTが有名です。
CTは
Computed Tomograpy :コンピューター断層撮影
の略で、 X線を使って画像を得ます。
下記サイトでは、CTで得られた断層画像をもとにコンピュータ処理により、物体の内部画像(断面図)を再構成する様子を体験することができます。
ー> CTスキャンの原理と体験
]]>広島市内の某病院の玄関には、受付時間について次のような表示がありました。
午前 8時30分 ~ 午後 12時30分
午後 2時00分 ~ 午後 5時00分
ここで、「午後 12時30分」という言い方に疑問が湧き、調べてみました。
公益財団法人 日本広報協会のHPによれば、
・時刻の表記は原則として「時刻制度」に準拠することになっている。
時刻制度は1872(明治5)年に太政官達第337号として発令された。
・これによると、午前は「零時」から「12時」まで、
午後は「1時」から「12時」までとする12時間制になってる。
但し、「12時」の表記については誤解や混乱が生じやすいため、上記の基準を厳密に適用せずに、独自のルールを定めている例が多くあるようです。
・昼の12時は「午前12時」、「午後零時」、「正午」
・夜中の12時は「午前零時」、「午後12時」
・12時30分は「午後零時(0時)30分」
いずれにしても、午後12時30分という表記は出てきません。
最初に挙げた、病院の受付時間については午前の診療時間枠として8時30分~12時30分で、午後0時30分とするより午後12時30分とした方が分かり易いと考えたのでしょう。 これで午前の診療時間が4時間であることがすぐわかります。
午後の受付時間が12時30分から夕方5時までであれば、午後0時30分~午後5時00分と表記するでしょう。
なお、12時間制そのものを採用せずに、24時間制で時刻の表記をしているケースもあります。誤解を与えてはならない鉄道や飛行機の時刻表などが、その代表例として挙げられます。
]]>日本国内での新型コロナの感染第6波は漸くピーク時の半分近くまで下がりましたが、まだまだ予断のできない状況です。
一方、中国では特に香港での感染が爆発的に増大し、香港を含めた中国全体の累計感染者数は3月初めに30万人程度でしたが、3/22現在 約120万人とほぼ4倍になっています。
これに関連し、ここではNHKの特設サイト「新型コロナウイルス」での中国の感染者について書き留めてみました。
NHKの特設サイト「新型コロナウイルス」で中国の感染者が、朝日新聞などの値と大きく異なっている件で先日NHKに問い合わせたところ、NHKの「中国」の感染者は、中国本土のみで、香港、マカオを除いた数値である旨の回答がありました。
確かにNHKの「中国」感染者数に、別途(特設サイトの下の方に)記載されている香港の感染者やマカオの感染者を加えると、データの大元である米ジョンズ・ホプキンス大学の集計値や新聞などの値とほぼ同じになります。
しかし、NHK特設サイトの国別の感染者グラフの国名選択リスト(アメリカ~中国)では単に「中国」となっており、これでは中国全体と誤解される可能性があると思います。
「中国本土」または「中国(香港・マカオを除く)」とするか、グラフの下に注釈を付けるなどの対策が必要と考えます。
NHKに今度はこのような趣旨の意見を伝えたところ、「ご意見として承りました」とのつれない回答が返ってきました。
香港・マカオを含めた数値を「中国」として表示するのが一番分かり易いのですが・・・。
因みに、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計値HPでは「China」という名で香港・マカオを含む中国全体の全感染者数(3/22現在で119万人余り)が記載されています。
]]>
NHKの特設サイト「新型コロナウイルス」で中国の感染者が少ないように感じていました。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計値に基づいて掲載しているようですが、同じく同大学の感染者累計値をベースに紙面に掲載している朝日新聞の値とでは大きく異なります。
例えば、2022/3/12までの累計感染者数は
・NHK特設サイト: 113,866人
・ジョンズ・ホプキンス大学のHP: 724,248人
・朝日新聞の紙面: 707,985人
となっています。
新聞の値は同大学の発表値とほぼ類似していますが、NHKの値はこれらの約1/7で極端に低くなっています。
最近の1日の感染者数もNHK:約500人、同大学/朝日新聞:約2万人となっています。
どうしてNHKの数値は低いのか、NHKに直接尋ねてみました。
NHKの「中国」の感染者は、中国本土のみで、香港、マカオを除いた数値である旨の回答がありました。
NHKの特設サイトの下の方を見ると、全国名・地域名別の感染者数が記載されていて、ここには「中国」とは別に香港の感染者(現在までに約60万人)やマカオの感染者(同 100人程度)がありました。
これらをNHKの「中国」の感染者約11万人に加えると、約70万人となって新聞などの値とほぼ同じになります。
これで、メディアによる感染者数の違いについては納得しました。
ただ、NHK特設サイトで「中国」の感染者数について、「中国本土のみ」あるいは「香港、マカオを除く」と一言説明があれば誤解されないで済むと思うのですが・・・。
「中国本土」という言い方も少し奇異な感じがしないでもありません。
「中国本土」には色々な解釈があるようです(Wikipedia 等より)。
・中国の領域の中で歴史的に漢民族が多数派民族である地域
チベット、新疆ウイグル、満州、モンゴルなどを含まない歴史的な漢民族の居住エリア
・台湾、香港、マカオなどを含まない「中華人民共和国」の実効統治エリア
]]>
最近、少し膝が痛くて困っています。
脱げやすい形のスリッパは無意識に不自然な歩き方になっていて、これを長期間続けていると腰痛や膝痛の原因になる可能性があるといわれています。
そこで、かかとがしっかり包み込まれているルームシューズ(スリッポン)を買って試しています。
フローリングなどの固い床でも衝撃を吸収してくれるため、腰やひざへの負担が少ないそうです。
果たして状況がどの程度改善されるか ・・・・・。
なお、スリッポンは正式名称を「スリップ・オン」または「スリップ・オン・シューズ」と言い、スニーカーと違って靴ひもや金具がない靴の総称で、足をスリップさせるように簡単に履くことができるというのが言葉の由来だそうです。
]]>
今年(2021年)は9月20日が敬老の日です。
敬老の日は1966年に制定され、2002年までは毎年9月15日としていましたが、2003年から現行の規定(9月の第3月曜日)となりました。
敬老の日は「国民の祝日に関する法律(祝日法)」による祝日ですが、これとは別に老人福祉法によって定められた「老人の日」があり、こちらは今も9月15日で健在です。
【 広島市東区にある尾長天満宮(おながてんまんぐう): 寿老人(富貴長寿の神)】
]]>頭の血管が拡張することでズキズキとした拍動性の痛みが生じる片頭痛。
偏頭痛とも書くようですが、医学的には「片頭痛」が正式名称のようです。
「片頭痛」と書くと、頭の片側に現れると思われがちですが、両側が痛む場合もあります。
ただ、血管が拡張する原因はよくわかっていないようです。
これだけ多くの人が悩まされているというのに、その真の原因が不明というのは驚きです。
いずれにしても、規則正しい生活をして、ストレスをためないように心掛けることが重要だとか・・・。
絵でも眺めてリラックスするのはどうでしょう。
下の写真は岡山県瀬戸内市牛窓地区にあるオリーブ園から眺めた瀬戸内海で、奥に見えるのが小豆島、その手前左が前島です(2019年春 撮影)。
小豆島は牛窓から約10km沖合に浮かぶ人口約3万人の島で、「二十四の瞳」で有名です。
小豆島は牛の形をしていることでも知られていますが、これと牛窓の名前の由来には関係がないようです。
]]>
ここ数年、年間で数千キロは走っていましたが・・・。
2020年初めからのコロナ禍の影響で、昨年は車での外出が極端に減少しました。
特に遠隔地への旅行など、長距離の移動が皆無となり、マイカーでの走行距離が以前と比べて半減しました。
1日も早く、以前のような状態に戻り、車での中長距離のお出かけができるように願いたいものです。
因みに、昨年の1日の最長走行距離は広島市内から三次市作木にある迦具(かぐ)神社境内にある香淀の大イチョウまでのお出かけで、往復で約160kmでした。
]]>
2020年1月から3月にかけて、フジテレビ系列で放送された松下奈緒さん主演のドラマ「アライブ」。
腫瘍内科医が横浜みなと総合病院を舞台に癌との闘いに苦悩する姿を丁寧に描いていました。
松下さん演ずる医師「恩田 心(おんだ こころ)」は周囲からは名前を略して“オンコロ先生”と呼ばれていましたが、ドラマ視聴時は特に気にしていませんでした。
ところが最近、別の医療ドラマを見ていたら、オンコロジーという言葉が出てきました。
調べてみると、
オンコロジー(oncology): 腫瘍学。癌などの腫瘍の原因・治療などについて研究する学問分野
とあります。
なるほど、ここまで考えてアライブでは役名を「恩田 心」にしたのかと、勝手に想像してしまいました。
]]>