最近のひじきの鉄分は昔の約1/9になっていることを以前紹介しました。
切り干し大根も同様に、昔に比べて鉄分が大幅に減少しているようです。
日本食品標準成分表(食品成分表)によると、切り干し大根の鉄分含有量は100gあたり9.7mgから3.1mg(2020年、8訂)と、約1/3に減少しています。
・4訂、1982年、9.5mg
・5訂増補、2005年・・・資料見つからず
・6訂、2010年、9.7mg
・7訂、2015年、3.1mg
鉄分減少の理由はひじき同様で、製造方法の変化であると、某サイトには説明されていましたが・・・。
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かつて、ひじきは鉄分の王様などと呼ばれていましたが、最近の干しひじきに含まれる鉄分は以前の1/9に激減しているようです。
文部科学省が調査・公表している日常的な食品の成分に関するデータである日本食品標準成分表(略して食品成分表)によれば、従来(2010年、6訂版)は干しひじきに含まれる鉄分は、100gあたり55mgとされてきましたが、2015年の改訂版(7訂版)では、その約 1/9、100gあたり6.2mgに変更されています。
2020年版(8訂版)も 6.2mg のままです。
原因は製法の変化にあるようです。
・干しひじきは、原料である海藻を金属製の釜で煮て渋みを取り、乾燥して作られる。
・以前は鉄製の釜が使われていたが、近年はステンレス製に代わった。
・そのため、ひじきに含まれる鉄分が減少した。
鉄釜で茹でていたので、ひじきの鉄分が多かったということです。
つまり、ひじき自体には鉄分は多くなかった訳です。
但し、上記の6.2mgは国産ひじきの値で、
・韓国産:47.6mg
・中国産:47.7mg
との情報もあります。
近所のスーパーで最近購入した中国産+日本で加工した商品で、製品100gあたりの鉄分含有量:55mgと表記した商品もありました。 2010年の食品成分表の値と全く同じです。
但し、栄養成分表示欄の下部に、「この表示値は目安です」との但し書きが付いています。
本当のところはわかりません。
商品に記載された栄養成分表示はどこまで信用できるのでしょうか。
(注1)上記で鉄製とは正確には鋳鉄製である。
(注2)ステンレス製とは正確にはステンレス鋼製で、主成分の鉄にクロムなどの元素を添加したものである。
(注3)現在でも鉄製釜で製造された干しひじきは一部で販売されている。
]]>お米から作られるせんべい(煎餅)、おかき、あられ。
これらは何が違うのでしょうか。
大きさや形の違いなのでしょうか。
調べてみました。
せんべいの原料はうるち米(普通の米)、おかきはもち米から作られます。
どちらも米が原料なので、味や食感が似ていますが、米の種類が違うため、多少風味が異なります。
あられはおかきと同じもち米でできたお菓子ですが、あられに比べて小さいおかきの名称です。
ところで、「ぬれせんべい」なるものが、スーパーのチラシに載っていました。
せんべいの生地を焼いた直後の熱いうちに醤油に漬けたもので、千葉県銚子市が発祥とありました。
]]>食パンは通常1斤(340g以上)を4枚、5枚、6枚に切って袋に入れられて売られています。
1袋の食パンを食べ切るまでにはどうしても数日間かかってしまいます。
買いたてのフワフワ感を維持するためには、どのように保存すべきなのでしょうか。
山崎製パンのHPに下記のような説明があります。
・冷蔵室には入れない。
冷蔵室内の温度は通常0℃から10℃で、この温度帯ではパンに含まれるデンプンの老化が進みやすくなる。
・食パンの保存方法としておすすめなのは、冷凍すること。
冷凍してもトーストすれば風味や口当たりがよみがえり、新しいパンとほとんどかわらない。
・パンが余ったときはなるべくお早めに冷凍室へ入れ、おいしさをキープする。
今までは冷蔵室に入れていましたが、今後は冷凍室に入れようと思います。
(注)食パンの袋をよく見ると、「開封後の保存は冷凍室で」と書かれていました。
]]>数年前から種を蒔いて育てているそうめん南瓜。
茹でると果肉の部分がそうめん状になる珍しいカボチャです。
素麺瓜(ソウメンウリ)、金糸瓜(キンシウリ)などとも呼ばれています。
今年は高温・少雨で株が元気なく、弦の枯れたものから順次に全収穫しました。
7月末に1個食べましたが、茹で方がまずくてうまくそうめん状になりませんでした。
この時は、水を入れた鍋にそうめん南瓜を入れて茹でました。
今回は鍋にたっぷりの湯を沸かしてから、そうめん南瓜を入れて強火で茹でました。
まずまずの出来栄えです。
お湯を沸かしてからそうめん南瓜を入れることがポイントのようです。
おいしく頂きました。
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近くのスーパーで、魚の売り場に「おきゅうと」なるものがありました。
ところてんのような姿をしています。
聞いたことのない名前なので、家に帰って調べてみると・・・。
福岡市を中心に食べられている海藻加工食品で、エゴノリとテングサを原料に製造されるとありました。
「お救人」、「浮太」とも書かれるそうです。
一方、ところてんはテングサやオゴノリなどを煮詰めて作るそうです。
…(九州の海)…
]]>ビフテキはビーフステーキ(beefsteak)の略だと思っていましたが、先日 別の説が有力との記事を見つけました。
beefsteak は beef(牛肉)のsteak(筋繊維の走行に対して垂直にカットされた比較的厚切りの肉片)ですが、日本では通常その肉を使った料理や調理法を意味します。
これを略してビフテキと言われるようになったという説に対して、英語ではなく仏語が語源だという説です。
仏語の「bifteck」からビフテキと呼ぶようになったというわけです。
最近はこちらの説が有力だとか・・・。
(ひるぜんジャージーランド、岡山県真庭市)
]]>取っ手の取付部分のつなぎ目は完全密閉されていないので、洗浄時に水が混入します。
そのため、洗浄直後に料理をすると水が垂れることがあります。
これを防止するため、多くの鍋やフライパンでは水抜き用の穴が設けられています。
通常は自然に抜けるか乾燥しますが、気になる場合は鍋を傾けたり(取っ手を上にする)軽く振れば水が抜けます。
洗浄後に水拭きせずに、写真のように鍋をうつ伏せにしておくと折角の水抜き用の穴が機能しなくなります。
フライパンでは取っ手に水抜き用の穴のないものも市販されているようですが、普通の鍋ではどうなのでしょうか。
]]>2年前に採種したそうめん南瓜(ソウメンカボチャ)の種を5月初めに蒔きました。
1週間ほどして発芽し、その後順調に成長して実を付け、日に日に大きくなっています。
ソウメンウリ、金糸瓜(キンシウリ)などとも呼ばれ、茹でると果肉の部分がそうめん状になります。
2018年から始めて、2019年、2020年と3年続けて栽培しましたが、昨年は都合により栽培しませんでした。
2020年に採種した種から育ったそうめん南瓜、今から収穫が楽しみです。
・発芽直後の様子(2022/5/9)
・現在の様子(2022/6/18)
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先日、食器棚を整理していたら、未使用の「ノリタケ」の食器が出てきました。
以前、引き出物か何かで頂いたもののようですが・・・。
「ノリタケ」の名前の由来を調べてみました。
創業者の名前かと思いましたが、違いました。
・1876年:森村市左衛門が貿易商社「森村組」を創業
1889年:「パリ万博」へ視察に訪れ、目を見張るような美しい陶磁器に感銘を受ける。
やがて、陶磁器製造を始める。
・1904年:日本陶器 創立
愛知県愛知郡鷹羽村大字則武字向510(現在の名古屋市西区則武新町)に設立し、
ここに日本の近代陶業が始まる。
「ノリタケ」の名は、この地名「則武」に因んで付けられ、商標もこれに由来している。
・1981年:ノリタケカンパニーリミテド と社名変更
ということのようでした。
ノリタケカンパニーリミテドの本社は現在もこの地にありますが、名古屋駅からは約500mと近く、また東に約1kmのところには1609年築城の名古屋城が聳えています。
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