東風は「こち」、では西風は?

東風と書いて「こち」と読みますが、それでは「西風」は何と読むのでしょうか。

人名で「西風」と書いて「ならい」さんという方がおられるですが、方位を表す言葉としてはどうでしょうか。

「ならい」について、少し調べてみました。

・ならい:冬に吹く強い風。 海沿いの地で言い、風向きは地方によって異なる。

・山脈の走行に平行して吹くというのが語源であろうとされている。
 従って、地域によって風向が異なる。
  北西風: 千葉県、茨城県、
  北風 : 千葉県、東京都の伊豆大島、三宅(みやけ)島、八丈島および神奈川県、大分県、
  北東風: 東京都の三宅島、千葉県、静岡県、愛知県、三重県、
  東風 : 静岡県、愛知県、
  南西風: 岩手県
 などなど。

因みに、南風は「はえ」ですが、北風には特にそのような別名はないようです。

ところで、「東風」といえば、次の歌が思い出されます。

 東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主無しとて 春を忘るな(菅原道真)

写真は道真公ゆかりの冠天満宮(山口県光市)と梅園、冠石です。

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ー> 冠梅園と冠天満宮(山口県光市)

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