UNICEF(国連児童基金)の ’E’ は何か

UNICEF(ユニセフ)は全ての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、190の国と地域で活動し、様々な支援活動や子どもの権利条約の普及活動にも努めている国連の補助機関です。

英語では、

 United Nations Children's Fund

ですが、この中にはUNICEFの ’E' が見当たりません。

また、UNICEFの頭3文字「UNI」はUnitedの「Uni」でしょうか。

'E'はEducation(教育)の頭文字かと思いましたが、違いました。

実は、発足当時は国連国際児童緊急基金という名で、英語では、

 United Nations International Children's Emergency Fund

と称していて、この頭文字がUNICEFの元となりました。

E' は Emergency(緊急)の頭文字でした。

その後、緊急援助が行き渡るに従って次第に活動範囲を広げ、1953年に正式名称が現在のものに変更されましたが、UNICEFの略称はそのまま残されたということです。

ところで、国連には世界遺産でお馴染みのUNESCO(ユネスコ):国連教育科学文化機関というものがありますが、こちらの ’E' は教育です。

コメント(0)