具合・加減・程度などを意味する「あんばい」。
「料理の味加減からきた言葉ゆえに塩梅と書く」と聞いたことがありましたが、先日亡くなった田辺聖子さんに関する新聞記事の中に以下のような文章がありました。
田辺さんの随筆集「人生は、だましだまし」の一説に、
「夫婦円満に至る究極のことばはただ一つ、『そやな』である。
夫からでも妻からでもよい。
これで世の中は按配よく回る」。
と。
「あんばい」には 塩梅、按配以外にも、按拝、案配、案拝などといった書き方があるようです。
梅とメジロ(光市冠山総合公園、2013/3/6)